4月10日(木)、中日戦(バンテリンドーム)、延長11回、1対2。
1勝1敗1分で、カード引き分けに持ち込む。
今日も既視感満載の試合だった。両先発、大野雄大と玉村昇悟のテンポいい投球(=両打線の貧打)で、試合が試合がススムくん。
5回、ルーキー石伊雄太のタイムリーで1点先制されたとき、「この後、追いつくかも」と思った。2戦続けて、そういう試合をしていたので。
7回、清水達也から小園海斗と末包昇大が内野安打で出塁。ファビアン併殺崩れ、1アウト1塁3塁、菊池涼介のタイムリーゴロで、同点! なんかすごいことになってます、飛ばない打球の連続で1点もぎとる。
追加点を取りたいところ、打席は田村俊介。初球、空振りしたけれど、スイングがいい。
期待高まっていたところに、菊池が盗塁失敗で3アウト。フンガー。積極的に走っていくのは賛成派。でもこのときは「余計なこと、すな〜」とツッコみたくなった。
6回無失点の大野の勝ちは消え、7回1失点の玉村の負けもなくなる。
8回と9回、島内颯太郎と森浦大輔が三者凡退! またも延長戦に突入。もうそういうの、おなかいっぱいです。
たいてい勝って試合が終わらない「9回同点で栗林」にならなかったことにホッとしていたら、「10回同点で栗林」がやってきた。これはどっちに転ぶ・・・?
いきなり石川昂弥ヒット。代走・樋口正修に盗塁決められ、中田翔は申告敬遠、2アウト1塁2塁。昨日決勝タイムリーの代打・ブライト健太はフォアで満塁。
代打・板山裕太郎空振り三振で逃げ切った。栗林良吏、がんばった。でも、新井さんには選手の状態を見て柔らかな判断をしてほしいと願う栗林の状態。
11回、藤嶋健人から石原貴規ヒット (代走・羽月隆太郎)。代打・山足達也がきれいにバントを決めて、羽月2塁へ。ここで二俣翔一に代打・野間峻祥。
そうだ、野間がいた。野間がライト方向にフェンス直撃の2塁打! ここで3塁回ったところで羽月が転ぶという長野現象が起き、な〜ぬ〜!
細川成也が悪送球、中継がうまく行かず、ボールはホームに帰ってこなかった。1対2、勝ち越した!
延長12回はもういいですという微量の不安を残しつつ、11回ウラ、塹江敦哉。カリステにヒットは出たが、カープ同様元気のない中日打線は3アウト。栗林に勝ちがつくという貴重な現象が〜。塹江はプロ初セーブ。
ふぅ。昨年4月、中日とのシーズン初顔合わせで3試合連続完封負けしたことを思えば、1対1、3対1、1対2と見事なまでのロースコアゲームだったけど、3試合とも全て一度は追いついて、地を這うように勝って終われた。
今日は野間の2塁打が決勝打になったが、1戦目は末包の内野安打、2戦目は末包のファーストゴロ、今日も今日とて、菊地のサードゴロと、つまった打球が打点になるという、ものすごい地味な試合(ディスってはいないです)。
中日ファンはカープ戦だと勝ち試合を見られる確率が高まるのでおすすめ。でも、勝ったとしてもこの貧打戦、見ていて面白いですか?
昨日、殊勲打のブライトンがスタメンじゃなかったことに、ちょっと驚いた。中日のチーム事情には詳しくないのだが、代打の切り札なのかもしれないが、カープ以上に打線が低調なのは、そういうとこにもあるのかなと思ってしまった。
今日、二俣翔一が1番でスタメン。二俣のガッツを新井さんはかっている。私も二俣のことはずっと応援している。でも、もう休ませてほしい。歯って一生物です。この状態で力が入るのか、食事も十分に取れているのか。
二俣にとっては、勝負の1年かもしれない。でも、そう長くはない野球人生を長くするためにも、からだのケアを優先しなくて大丈夫なの? このままでいいのか、ものすごく気になってます。打席で結果も出ていない。
トレーナーや医療関係者と相談してのゴーサインかもしれないが、本人が大丈夫だからといって出し続けていいものなのか。まわりにちゃんとした大人がいるのか、心配になってくる。
泥臭く点をもぎとるのは悪いことではないが、あれだけ長打が求められてるのを痛感した昨年。
末包やファビアンに加え、田村や林晃汰をスタメンにして、思い切って一発狙えるオーダーを組んでほしい。同じ負けるなら、積極的なのを見たい。
人材は限られているけれど、思い切った攻撃的な打線で見てみたいなぁ。