8月8日(金)、中日戦(バンテリンドーム)、11回延長、2対3。
いろいろ起きたけど、最後は栗林良吏が試合をクローズ。
1週間前、今日と同じマラーとの投げ合いで、プロ初先発・初勝利をあげた髙太一。6回1失点、勝たせてあげたくなる投球と、「何が何でも打ってあげたかった」と打った小園海斗の2点タイムリーが忘れがたい。
2週続けて、そう上手くいくかどうかと見守っていたら、7回無失点3安打と、予想を超える結果。
しかも、8番セカンドでプロ初スタメンの前川誠太が、2回、先制の2点タイムリー! 2試合連続タイムリーで、今日マルチヒット(3打席連続ヒット)。
今日、試合前の練習でアクシデントがあったらしく、小園がスタメン外れる。ショック。最初、試合を見る魅力が半減しそうだったが、髙と前川がグググと持ち上げてくれた。
8回、マラーがフォアを2つ出して降板。8回途中2失点。
先週は、6回途中2失点。小園の打席で齋藤綱記と交代になり、勝ち星が消えていった。まるで床田寛樹らを見ているよう。
中日と2週続けて試合していると、なんか同士のような気分になってくる。
でも、あれですね。たぶん阪神とは2週続けて試合しても、同士とは思わないでしょう。全然相手になってないから(カープが)。中日とは4位5位を0.5ゲーム差で争っているどっこいどっこい同士で、感情移入しやすいのかも。
このままいけば、髙は2勝目。ヒーローインタビューは前川。ただ、7回まで追加点がうんともすんとも入らず、これは相手に流れが渡るパターン。
8回、ランナー出したものの、島内颯太郎が抑える。
下位打線にまわる8回はお疲れ気味の森浦でどう? と思ったが、たぶん頭の中が「9回森浦」になってる新井さんはそうしない。
9回、1アウトとって、岡林勇希の打球が森浦のグラブをはじき、あわてて取りにいった森浦がファーストへ悪送球。岡林2塁へ。
来た、来たよ、流れが中日に。4番細川成也が同点の11号2ラン。髙の2勝目、消える。ごめんね、ごめんね。
その後も、フォアや石伊雄太のヒットで、1アウト1塁2塁。途中出場の土田龍空の打球がライトに。ギャー。
だったが、この回からライトの中村奨成が好返球して、本塁タッチアウト! サヨナラ免れたー(でもごめん、髙)。
10回、中﨑翔太。2アウト2塁で、ワイルドピッチ(=パスボール)、ランナー3塁へ。もぉぉぉ。でも岡林勇希セカンドフライで助かった。
坂倉のこういうのを見るたび、打てる捕手と呼ばれているには守備をカバーするほどには打ってない! とプンスカしていたら・・・
11回、坂倉将吾が2塁打、グッジョブ!(代走羽月隆太郎)
ノーアウト2塁で、モンテロに代打小園。バントの構え。
いつもなら「小園にバントさせるなー」と強く思うが、練習中のアクシデントで、おそらく全力疾走できない状態。走れない小園にベンチはバントを託した。
小園でなくともチャンスでバントなんてといつも思うのだが、ベンチの判断はさておき、この状況でバントを決めてランナーを3塁に進めた小園はえらかった。
このバントが流れを呼んだのかと思ったほど。マルテがワイルドピッチ、羽月ホームに還ってカープ勝ち越し。
マルテに助けられた形に。こういうシーンも同士としてはほろ苦い。他人事と思えないので。でも、坂倉打って、走れない状態の小園がバントを決めて、勝機をつくったのはカープ。
11回裏、栗林。2アウト2塁で、石伊にデッドボール。やめて~。久しぶりの代打中田翔の顔はこわかったが、空振り三振!
通常、ヒーローインタビューは決定打を打ったバッターらが選ばれるものだが、ヒーローのいない勝ち方。ヒロインはいったい誰?
先制2点タイムリーを打った前川が出てきた。あー、最初の願い通りになった。「暑い中、ご声援ありがとうございます」と、ちゃんとしている。楽天の宗山塁みたいに顔が小さい。
7回から守備固めとして菊池涼介が出てきたけれど、前川、セカンドの後継者として育ててほしい。小園や羽月らをポジションころころするのはやめて。
グダグダと言えば、そうなのかもしれないけど、投打で若手が力を発揮、勝って終われてよかった。問題は、明日の森下暢仁です。
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