8月9日(土)、中日戦(バンテリンドーム)、2対0。
今季17度目の完封負け。
1週間前と同じマッチアップ。前回、完封された髙橋宏斗は8回無失点。森下暢仁は6回2失点(自責1)で5勝13敗。6月13日の日ハム戦で勝った後、8連敗中。
昨日、相手エラーが決勝点になったとはいえ、髙太一の好投、前川誠太プロ初スタメンで先制タイムリーと、明るい材料もあった。
ここは連勝したいじゃないですか。まずは目の上のDeNAを追撃したいじゃないですか。それなのに、「連勝する気ある? 森下に勝ちをつけたいと思ってる?」と、疑いたくなるスタメン。
1番大盛穂、2番羽月隆太郎、3番野間峻祥、4番坂倉将吾、5番秋山翔吾、6番前川誠太、7番モンテロ、8番矢野雅哉。
小園海斗は内転筋の張りのため、今日もベンチスタート。小園いないと、サブメン感がすごいことに。
右左関係なく、前川スタメンは嬉しかった。実際、今日も非凡なものを見せてくれた。
森下の立ち上がり、慎重に行こうとして、球数かさんで、テンポ悪かった。
1回、2アウト1塁2塁。ボスラーを打ち取ったかに見えたファウルフライを坂倉がまさかの落球。モンテロもエリア内だったが、坂倉追いかけての顛末。ドヨ~ン。ベンチにも不穏な空気が。
落球がなければ3アウトで終われたところを、ボスラーに先制タイムリー。
エラーは痛かったが、森下も、田中幹也と細川成也にフォア。ランナーを不用意にためたのもよくなかった。
日頃のパスボールや悪送球など、ちょっと見逃せないレベルの坂倉。それでも、打撃で取り返してくれたらと思っていた。
相手投手とのめぐり合わせもあるし、そんな簡単には行かないとしても、内野ゴロ3つに見逃し三振。こっちの方に噴火した(ボッ!)。
別の場面でも、レフトエリアのファウルフライにショート矢野が走り出し、秋山が譲る形になり、アウト1つ取り損ねたプレーがあった。なんかうまくかみ合わないときは、ことごとくこんな感じになる。
5回、またボスラーのタイムリーで2点目。今日、ボスラーは森下から3安打。
2番田中も166㎝と小柄ながら、打撃・守備・走塁でバネとキレを感じる、充実したオーラが出ていた。カープにも小柄な選手はいるけど、違う。
7回、チャンスが。秋山が内野安打、前川がヒット! モンテロフォアで、1アウト満塁。
矢野に代打は送られず。もう7回だよ? カープベンチ、勝つ気あるの? ベンチには末包昇大や中村奨成らもいるよ?
相手が嫌がることを何一つせず、スルー。矢野がせめて犠牲フライを打ってくれれば・・・腰砕けのファーストゴロ。
もう一つ妙だったのは、次に小園を代打に送ったこと。コンディション不良の選手を満塁に送り出します? それこそ、末包や奨成もいました。
それくらい「得点圏の小園」に賭けたのかもしれないが、昨日のバント同様、ホームランを打てば、走らなくてすむってか?
なんでこんなところで小園に負荷かける? もうめちゃくちゃ。セカンドゴロで3アウト。
9回、帰ってきた松山晋也。そこで、秋山が2塁打と覇気見せた。前川が粘ってコンタクトしていく。ここは見ごたえあった。
解説の権藤博さんが、バットの角度について「イチローみたい」と言っていた。「松山もこの選手はタダモノじゃないとわかってる」とも。
9球目、セカンドゴロで終わったが、秋山3塁。モンテロは前川と対照的にスコンスコーンと空振り三振、試合終了。
田村俊介ら、期待されチャンスを与えられながら、1軍で力を出せない若手が少なくない中、1軍にあがってすぐ3試合で結果を出している前川は、すごい。
この感じで自ら育っていってほしい、鈴木誠也とか小園みたいに。おかげで、これからの(数少ない)楽しみができた。
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