2026年1月12日

監督の言葉の重み……新庄監督と新井さんの場合


新春のインタビュー記事で、「選手起用の判断基準を今年から変えようと思っています」と語った新井さん。(「スポニチ」)

「全て結果で判断しようかな、と。結果を出した選手を使いますよ……という方がわかりやすいと思うんです」

この期に及んで、当たり前のことを聞かされているような。

3年間、どういうつもりで監督をしていたんだろう、選手の何を見ていたんだろうと思わずにいられない。突然、コーチ経験がないまま監督に抜擢され、大変だったと思うけれど。


昨季、打撃で結果の出ない菊池涼介と矢野雅哉が7番8番という、投手が3人いるようなオーダーが組まれ、チャンスで代打も出されなかったことがあった。

ちょっと不調だからと言って、選手をとっかえひっかえするのがいいこととは思わない。でも、あの力ないスイングを見て、動かなかったカープベンチ。

5月、「弱い姿が見受けられる」と謎の言葉を発して、小園海斗をスタメンから外した新井さんだったが、その言葉、そのままお返ししたかった。というより、弱い姿以前に、[勝つ気あるのかー!」という気持ちになったことが何度もあった。


このオフ、日ハムから巨人にFA移籍した松本剛。松本が首位打者になってブレイクした2022年は、新庄監督が日ハムの監督に就任した年。

「新庄さんがその時に全選手をフラットに見ますよ」と、メディアを通して選手たちに伝えたそうです。(「日刊スポーツ」)

その言葉が松本に、「やってやるぞ」と火をつけたとか。監督の言葉・姿勢の影響は大きい。


新井さんも就任時、「俺は好き嫌いで起用しない」と選手の前で公言した。でも、フラットな選手起用がされたとは言い難かった。

「結果を出した選手を使う」という今更ながらの3年目のお言葉に、ただいま絶賛自主トレ中の秋山翔吾は「その方針はありがたい。試合に出られる準備を整え、その気になってやりたい」。(「スポニチ」)

どれだけこの3年間、選手のモチベーションを下げていたんだろうと思う。

昨季、林晃汰が2試合連続ホームランを打っても、スタメンから外し、2軍降格させたことも忘れまじ。あのときだって思った。なんで結果を出してる選手を使わないの?って。


だからこそ、1月10日のブログに書いた、楽天の初代監督をつとめた田尾安志さんの監督というのは選手やファンを幸せにするために存在するんだ」という言葉が響いたんです。

試合は生もの。そんな思ったとおりに事が運ぶ簡単な仕事ではないけれど。でも、ビジョンが、ビジョンがあらへ~ん。という3年でした(球団自体もな)。

3周まわってスタート地点に立ったような状況ですが。いや立ったかどうか、見続けないとまだわからないシーズン開幕まで、もう少し。
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