2025年9月8日

阪神優勝でカープクォリティ凝縮、3タテ・完封負け・がんばったのは投手だけ


9月7日(日)、阪神戦(甲子園球場)、2対

日曜日にホームで優勝、阪神ファンにとって最高の展開。

カープは3タテ、おまけに完封負け(今季20度目)。今のカープが凝縮されたような試合だった。


先発はアドゥワ誠。当初は床田寛樹が中4日で先発予定だった。

床田は9月2日のDeNA戦で2回(7失点)しか投げてないけど、そんな無理せんでもと思っていたら、急遽変更。何かアクシデントが? 

まさかエースを阪神優勝の試合で負け投手にさせないためじゃないですよね? 事情はよくわからないが、こんな日にアドゥワというのはいいと思った。

「打たれても別に死ぬわけじゃないんで」という名言を残しているアドゥワ。あんなハチの巣つついたみたいにワーワーうるさい甲子園、アドゥワのようなメンタルの持ち主が最適と思った。


2回、大山悠輔2塁打、木浪聖也ヒット。ノーアウト1塁3塁で、髙寺望夢が犠牲フライで先制

でも、アドゥワはその1点でとどめた。4回1失点で降板したが、もう1イニング見たかった。

カープはビハインドゲームで、ハーン、栗林良吏、島内颯太郎、森浦大輔を繰り出した。反撃を待って土台を敷いたつもりだったのだろうけど、打線にほとんど見せ場はなかった。

1回、中村奨成が才木浩人から11球ねばって、先頭打者ヒット。これは昨日の石井大智との名勝負とつながっているように見えた。でも、見せ場はこれくらいだった。

今日、3番に羽月隆太郎。後半、随所に覇気は見せていたが、羽月3番て・・・見合っているとは思えなかった。


5回、才木が石原貴規への頭部へデッドボール、危険球で退場に。優勝が決まるかもしれない試合でエースが退場。後味悪い展開に。

おそらくブルペンで準備していなかった湯浅京己が緊急登板。幸い石原はプレー続行、ここはチャンス。

のはずだったが、奨成はファーストファウルフライ、ファビアンはキャッチャーファウルフライ。なんなん!

6回、栗林良吏が近本光司の犠牲フライで、2対0。今日、阪神の得点は犠牲フライだけ。地味といえば、地味。でも、決めるところはしっかり決めてくる。カープとの差がここにも。


昨日、奨成に粘られ、つごう28球投げた石井大智が8回に。代打野間峻祥がヒット! も、奨成併殺。なんなん!(今日2度目) あっさり1球で終わって! せっかく珍しく野間が打ってくれたのに!

カープがビハインドなのに勝ちパターンを放出すれば、阪神は桐敷拓馬、及川雅貴、石井、岩崎優と、今季の功労をねぎらうようなリレー。

9回、小園海斗、モンテロ、秋山翔吾と3人で終わる。

あぁ、秋山先輩で終わりたくなかった。今は力が落ちていようと、球界を代表する記録を残した選手のセンターフライの映像が今後繰り返し使われるなんて。せめて若造佐々木泰まで回してほしかった。


巨人もDeNAも勝ってくれたのに。カープが勝てば、目の前で胴上げされなくて済んだ試合だったのに。

藤川監督は就任1年目で優勝監督に。阪神の試合をつぶさに見てはいないので、藤川監督の手腕はよくわからない。

阪神は2023年に優勝したときの主力がほぼそのまま。投打ともに戦力が充実していた。もし、今のカープで指揮をとって優勝に導いたなら、心から賛辞を贈りたい。

投手陣はがんばったのに。こんな場面に立ち会わされるなんて。阪神の優勝にはかなり貢献しましたので、自業自得。

CS進出の可能性は残っているの?(まだ言う?) 結果はどうあれ、最後まで最善尽くしてほしいです、プロたるもの(プロなんか?)。

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