阪神の優勝シーンに立ち会って、一夜。
試合の前半、優勝目前で、阪神の選手が少なからず緊張しているのを感じた。それを逆手にとれればと思っていたが、こっち(カープ打線のことな)が意気消沈して終わるとは。
迫力に欠いた不甲斐ないセ・リーグの中で、阪神だけがちゃんとしていた印象(セ・リーグ比です)。一昨年のときも。
「打線は1番から5番までしっかり固定されていて、投手も野手も軸となる選手がたくさんいる。顔触れを見ても、この強さはしばらく続くと思わせるぐらい強い」と、阪神についてコメントした新井さん。無力感さえ伝わってくる。
セ・リーグの他の監督も、みな阪神の投打の充実ぶりについてコメントしていた。それはもう、ファンの目線と同じ。(「スポニチ」)
カープ以上にトンチンカンな采配が気になる中日の井上監督だが、「佐藤輝の急成長は認めざるを得ない。個々のレベルアップのお手本として、中野や森下を見てみろと。うちの若手も、そうならないと五分には戦えない」という言葉には臨場感を感じた。
チームが低迷すると、ベンチの采配は槍玉にあがる。でも、ベンチだけでなく、選手たちにも、もっと出来ることある(あった)んじゃないかと思ってしまう。
たとえばフォア。岡田監督時代からだったが、今季も阪神のフォアの数はクラクラするほどダントツに多い。
阪神401、巨人352、ヤクルト316、中日303、カープとDeNAが286。
フォアの数だけ見ても、出塁数でカープとは100以上以上差がついてる。すぐポンポン打ち上げては相手投手をラクさせて終わるの図と重なって(もう見飽きた!)、もっと工夫や研究してほしいなと思う。素人のお願い。
今日、「偉人の年収 How much?」で、先週に続いて、川上哲治さん。夕食時にたまたま見たのだけど、「川上さん入門」としても面白かった。
選手時代も、監督時代も、川上さんが自分の頭で考えていた人なんだなということがよくわかって、感動してしまった。
監督時代はドジャースのコーチが書いた『ドジャースの戦法』という本を読んで、采配に取り入れていたようです。
また、阪神の江夏豊さんを打ちあぐねていたとき(これは野球ファンの間では有名な話かもしれないけれど)、バントで左右にゆさぶって江夏さんを疲れさせ、9人で1点をもぎとったという話。
この番組、カープの首脳陣と選手が見てくれていたらいいのにと思った(本読んでる?とかも思った)。
川上さんが中日から牧野茂さんをコーチに招いたという話もよかった。
巨人OBには反対する声もあったけれど、巨人とは違う野球を知っている人が必要だ、と。また、外部から来ることで、結果を出さなくてはと緊張感を持って仕事してくれるだろう、と。これは響く~。
ほぼ身内で固めたカープベンチ。試合中、緊張感のない小窪コーチの顔を見るたび、私はイラッとしてます。床田寛樹より通算安打数の少ない朝山コーチが打撃コーチって、どういうこと?
球団も、ベンチも、選手も、もっと出来ることあるのに(やってないから今5位)。
CS進出には、2位の巨人が残り9勝8敗で進んだ場合、広島は16勝2敗が必須。3位のDeNAが9勝9敗で進んだ場合、14勝4敗が最低条件だとか。(「中国新聞」)
き、厳しい。あれよあれよと負けて、ここまで厳しくなってたか。
夏休みの宿題、ずっと後回しにして、今から血眼、みたいな? 宿題なら自分が徹夜してでも頑張れば間に合うかもしれないが、野球の試合は相手あってのこと。
でも、最後まであがいてほしいです。あがいているように見えないから(ベンチと打線が)、むなしい気持ちでいっぱいになった昨日の夜。
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