11月2日(日本時間)、ワールドシリーズ第7戦。
ブルージェイズのこともすっかり好きになっていたし(カケスのマークが~)、ロジャーズ・センターの観客の声援も臨場感たっぷりで見ていて楽しかったし、もうどっちが勝ってもいい気持ちになっていた。
今日、試合は見られなかったのだけど、一喜一憂するのも不毛なので経過も追わなかった。
9回、ドジャースはロハスのホームランで同点に追いつき、延長11回、スミスのホームランで決着、4対5。ドジャースが勝ってしまったか。
やっぱりホームランで決まった。今年のソフトバンクと阪神の日本シリーズもそうだった。阪神、意外なことにシリーズ中、ホームランがなかった。
ちなみに、今季カープのホームラン数は71本で断トツリーグ最下位。勝てないわけです……。
昨日、先発で6回96球投げた山本由伸。昨日の試合後、「もちろん行けと言われたら行きますけど、できれば応援を頑張りたい」と笑いを誘っていたが、まさか(やっぱり)連投になるとは。
しかも1イニングだけと思っていたら、9回途中、スネルが1アウト1塁2塁こしらえたところで、交代。そのまま10回11回も投げたとは。
ロバーツ監督、何してくれよう。困ったときの山本だのみにもほどがある! それほどに間違いのなかった山本。
ほんとうに心身ともにタフ。ワールドシリーズで3勝て。そのうち1勝が完投て。MVPは当然!
第3戦、延長18回、ドジャースは投手を出し尽くして、第2戦で完投したばかりの山本が自ら申し出てブルペンへ。
準備を始めた山本を見て、フリーマンが「山本を試合に出させないようにしないと」とサヨナラホームランで決着つけた話は感動的。
もし、あのとき、山本以外の投手だったら、山本と同じようなことをしたんだろうか。
2016年10月27日、日ハムとの日本シリーズ第5戦、カープ先発のジョンソンは6回4安打無失点で降板。
はためにはまだ行けそうに見えたが、ジョンソン自ら「疲れたから」と降板を申し出たという。
中4日だったし、無理しないことは大事。しかし、日本シリーズでも通常モードなんだと思った覚えが。この試合、カープは5対1で負けた……。
あの山本の献身性は、ワールドシリーズという、シーズン最後の特別な場所ならではのことだったのか、もともと山本が備えているものなのか、ほかの日本人投手だったらどうだったのか、興味深い。どちらにしても、身体がタフでないとできないこと。
大谷翔平や鈴木誠也はMLBに移籍して、身体も大きくなってパワーアップした。かたや、日本にいてもアメリカにいても、変わらない佇まいの山本。すごいことを成し遂げたのに軽やかに見えてしまう。素敵!
ワールドシリーズ最終日を見越して、NHKは大谷翔平の特集番組を放送していたみたいだけど、山本も特集してほしい。
日本でプレーする投手は、あの山本の心技体を頭に描いて、やっていかないと(森下、あなたのことですよ)。
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