2018年6月25日

とられたら打ち返す、9回表のビッグイニング

 6月25日、阪神戦(阪神甲子園球場)。兵庫の実家にてテレビ観戦。

カープは1回、早々に1点を先制。このところ、不調らしき阪神。阪神ファンの母や兄はカープにリードされるたび、「おもろない」と、諦めモード。

いつもなら、チャンネルを変えたりしているようですが、久しぶりに帰ってきているわたくしのために、チャンネルはそのまま。「すいません、すいません」と頭を下げつつ(「どうぞどうぞ」と言われ)、盛り下がる周囲の中、しぶとく見続けました。

カープの先発・岡田明丈は初回から力味のない投球。バズーカストレートはあまり見なかったような。

4回、福留孝介にホームランを打たれ、同点に追いつかれるも、6回にビッグイニング。カープ打線は5点を追加。

その裏、岡田は2つのフォアを出して、失点する前に、飯田哲矢に交代。飯田も、飯田に続いた永川勝浩も打たれ、2失点。

7回は、今村猛が3つのフォアとタイムリーで1失点。今村の満塁置き土産をアドゥワ誠がきれいにホームに返して、合計3失点。6対6の同点に。

出てくるごとに、ドミノ倒しのように打たれるリリーフ陣。6回と7回で、合計5人のピッチャーが投げたカープ。1イニングで複数人を投入というのが3日続いている。ちょっと異常事態。

このまま延長戦になったら、投げる人がいなくなります〜。んで、8回はアドゥワが続投。若い者にしわよせが……。



このまま延長12回で、ピッチャーを全部使い果たす徒労試合になるのかと思いきや(阪神戦でありがち)、9回表、またしてもビッグイニングが。

西川龍馬の2塁打、堂林翔太の相手エラーを誘う好バント、続いて犠打にフォアに敬遠で満塁となったところで、4番・鈴木誠也のあっぱれホームラン。5点追加で、まさかの大逆転。

しかし、味方に点をとってもらったすぐ後、ピリッとしないことが続く岡田。

交流戦の終わりからリーグ戦再開にかけて、ジョンソン、九里、大瀬良、野村と、先発陣がよい投球を見せてくれてきただけに、岡田がその波に乗りきれなかったのは残念。

久しぶりに石原慶幸とのバッテリーを見たいのですが、プリーズ。

この夜、サッカーW杯の日本 VS. セネガルの試合は2対2で勝ち点1。日本代表が予想を覆す善戦を見せてくれました。もちろん選手は善戦なんて言葉で全く満足していないと思いますが。

試合後のインタビューで、身体を張ったディフェンスをたたえられた吉田麻也は、「2点取られてるんで何とも言えないですけど、フォワード陣には感謝しなきゃいけないですね。無失点で抑えたかった」と。

この競技でも、ディフェンスとフォワードの役割が響き合っていることを感じて、野球と重ね合わせる。

投手と野手がそれぞれの役割を果たしつつ、響き合う。そういうゲームを1ミリでも積み重ねていってくだされ〜。



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