2020年7月27日

あわや完封負けから一転、8回9回の数珠つなぎ出塁で怒濤の逆転劇。


7月26日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

カープの先発は遠藤淳志。

昨年、リリーフでマウンドに上がっていたときは、「勝負している」感があって存在感があったのだが、この日はマウンドに立っているのに精一杯という感じだった。

初回は三者凡退で順調な滑り出しに見えたが、2回に5失点。あっけない降板となった。

ただでさえ、リリーフ陣が疲れている状況。先発の役目として、もう少し投げさせていいんじゃないか。つまり、捨てゲームと考えてもいいんじゃないかと、このときは思っていた。

ところが後に、この降板が1勝のピース(一部分)の一つだったかもしれないと思えることが起きるから、勝負事というのはわからない。


3回には、島内颯太郎が昨日に続き連投。クリーン・アップを三者凡退。回をまたいだ4回には三者連続三振。素晴らしいピッチングだった。先発での投球も見たいと思った。

でも、5点ビハインドという、ある意味余裕のある状況。緊迫感ある場面でもこういう投球ができるのか、それを見るまではまだ手放しで賞賛できない気持ち。

6回には薮田和樹が3連投。人手が少ないとは言え、肩が心配です。

そんな中、5回の代打に、大盛穂が俊足を活かして内野安打で出塁!

7回の代打には、中村奨成がプロ初打席。若い選手たちの登場に唯一ワクワクしました。

奨成は初ヒットとはいかなかったけれど、1軍の景色を見て、その空気を思いっきり吸い込んでいるように見えた。大盛ともども、ずっとこの場にいられるよう、活躍してほしいです。


8回、西川龍馬、安部友裕が連続2塁打で1点。ピレラのヒット(ここで平良は降板)、松山竜平の犠牲フライで2点目。堂林翔太が2ランホームラン、會澤翼がソロホームランで、なんだなんだ。6対5と1点差に迫ります。

8回裏、久々の(と感じた)菊池保則の登場。肩も休まったのか、やはりここは菊保の本領発揮できる場所なのか、三者凡退に抑える。

9回、 安部ヒット、ピレラ四球で、鈴木誠也がタイムリー。松山の進塁ゴロ、堂林が申告敬遠と、満塁が用意されたところで、會澤が満塁ホームランで6対10と逆転。

7回まで6対0とリードされ、DeNAの先発・平良拳太郎に完封されるかと思っていたゲーム。一転して、8回と9回の数珠つなぎのような出塁による逆転劇。

9回裏、満塁をこしらえた一岡竜司。満塁ホームランでDeNAの再逆転もさもありなんとハラハラしましたが、無失点に終わり、安堵。

2敗1勝ペースでは借金が増えていく一方、優勝は遠のく一方ですが、この1勝がカープにとって分岐点になるといいな。勝負はそんな甘くないものだとしても、そう願いたくなる1勝でした。


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