2020年8月16日

エース対決のはずが、守備がゆるゆる締まりのないゲームに。


8月15日、阪神戦(京セラドーム大阪)。

前日は鈴木誠也のタイムリーで始まり、投手と野手の歯車がかみあい、見ていてとても気持ちの良い試合だった。

一転して、この日は糸井嘉男の打球を鈴木がここぞのところで取れず(エラーではなかったが)、三塁打になって、挙句の果てには2点先制される。

鈴木はきっと打撃で取り返してくれる。鈴木はそういう選手(田中広輔は違う)。そう思っていたら、2回、ソロホームランで2対1と迫る。

3回には阪神が1点追加。すると4回には、長野久義の三塁打の後、鈴木が犠牲フライで3対2と迫る。

カープが近づけば、阪神が追加点をとる。いつまでも追いつけないアキレスの亀のよう。な状態も、ここまで。


5回に2点(大瀬良はここまで)、6回に3点(菊池保則、火に油を注ぐ)、8回に2点を追加され(モンティージャも火消しならず)、10対2という結果に。

きっちり前日のお返しをされました。いつの間にか、アキレスの亀ではなく、追いつけないウサギと亀の前半部分に。

とにかく守備のゆるみやエラーが多く、なんかしまらないカープだった。阪神サイドが3塁に進み、ホームインするシーンを何度見ただろう。リプレイかと錯覚しそうだった。

9回の鈴木、キャッチャーミットに球が入ったのを見てから振ったかのような、歯切れの悪いのスイングだった。

前日、森下暢仁が完投したゲームでは、投手のテンポの良さと守備の呼吸があっていて、見ていて気持ちよかった。あの調和のある世界は一夜にして崩れた。


6回、大瀬良が先にマウンドを降り、代わった菊池がサンズに2ランを浴びたとき、ベンチでほくそ笑む阪神の西勇輝。前回の大瀬良との投げあいのリベンジを果たしたというところか。西は完投もしました。

しかし、大瀬良はあんな表情はしないと思う(西はもともとああいう表情の人なのかもしれませんが)。

そういうところの振る舞いはエースらしいと感じた。だけど、人柄よくても投球内容が問われる世界。でも、がんばれ大ちゃん。


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