2020年8月15日

森下暢仁プロ初完封、野手も冴えた守備で、呼吸もピッタリ


8月14日、阪神戦(京セラドーム大阪)。

先発の森下暢仁が6対0で完封。阪神に許した安打は2本だけ。しかも無四球。ため息の出るような素晴らしい投球でした。

初回に打線がつながり、3点リードから始まったことも森下にとって好環境でした。6回には自ら2点タイムリーを打って、ますます自分をラクにもしました。

でも、打線の援護があってもなくても、制球に難があるときでも、自分を見失わないというか、大崩れしなさそう。カープの中で、いま一番安心して見ていられる投手、それが森下。

捕手は坂倉将吾。時には坂倉のサインに首を振る森下。プロの世界では坂倉が先輩と言えど、一歳上の森下。同世代の坂倉が相手で、サインのやりとりもしやすかったように見えた。

この試合を仕切れる感じ、野球は9回までと見渡せる視野の広さも、森下の魅力。新人なのに老練さを感じさせる。

ドライチにふさわしい、いやこれからそれ以上の存在になるかもしれない、ホントにいい選手が入ってきてくれたと、またもしみじみ。


8回、3塁の守備についた三好匠が木浪聖也の打球をジャンピングスローして3アウトをとったとき、ふわっと柔らかい笑顔を見せた森下(可愛い~)。

9回、糸井嘉男のレフトファウルフライを走りこんでキャッチした野間峻祥もよかった。

野手がしっかり守ってくれるごとに、帽子のツバに手を添え会釈したり、両手で拍手し称えたていた森下。

それは投手なら誰もやっていることだが、野手とのアイコンタクトを通して、互いに気持ちよくプレーできているのが、コミュニケーションとれているのが伝わってくるような、見ていてとても気持ちのいいゲームだった。

打線が援護して、投手がテンポよく投げ、野手がしっかり守る。野球って、投手と野手で互いに成り立っているものだという、当たり前のことを久しぶりにカープの中で感じさせてもらえた試合だった。

スタメンに羽月隆太郎の名前が並んでいたことも嬉しかった。

初回の先制点につながったヒットもよかったが、9回の打席で、ファウルで粘って粘って9球目に二塁打。先輩方もなにとぞ見習って~。


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