2020年9月2日

九里亜蓮の好投を台無しにしたベンチ


9月1日、中日戦(ナゴヤドーム)。0対5。4連続完投勝利中の大野雄大に完封される。

よって大野は5連続完投勝利。九里亜蓮もタフな選手だが、5連続完投って。カープ打線、大野をヘルプしていました。

4回、菊池涼介がフォアで出塁。5回にしてやっと塁に人影が。しかし、長野久義が併殺であっさり終わる。

5回、メヒアがチーム初のヒット。ノーヒットノーランまぬがれました。

大野の前に打線は沈黙(沈没)していましたが、九里も7回2失点と好投していたんです。この時点で112球。


8回は誰が投げるのかと思いきや、九里が続投しているではないですか。いくら九里がタフだからと言って。そんなに人手不足なのか(なのだとしても)。

ツーアウトまでこぎつけたものの、その後、ヒット、フォア、ヒット、2塁打で、追加の3失点。

九里の疲労を見越して、もっと早くサッと交代させるところを、2失点したところでようやくケナム誠に交代。

九里の球数は142球に。いつかの阪神・藤浪晋太郎に金本監督が161球投げさせたときも異様に感じたが、今回は援護もないなか、好投していた投手を見放すような行為。

8回、最後のワンアウトをケナム誠がとりましたが、ほぼ一人で投げたに近い九里。リリーフの疲労を防ぐために、九里一人に負荷をかけるなんて。

怒りを通り越して、無力感でいっぱい。なんかこう、人づきあいの下手な人の采配を見せられたような、失言の多い(結局は考えと行動が変わらない)政治家を見ているような気持ちに。

そんな采配(もはや采配と呼べるレベルではないが)に加え、安打はメヒアと坂倉将吾の2本だけ。いくら大野の投球がよかったとはいえ、なんともファンの気持ちを冷めさせる静かなゲームでした。


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