2021年3月4日

審判と、AIと、診断と


プロ野球開幕に向けて調整にいそしむ選手たちですが、ところで、審判の人たちって、オフシーズンはどんなふうに過ごしているんでしょう?

プロ野球審判FAQ~審判のお仕事編」によると、春には、キャンプ合流の前に合同トレーニングもあるようです。

選手たちはもちろんのこと、審判も体力のいる仕事だと常々試合を見ていて思う。

なかでも球審。1試合で200球以上のジャッジをするのは大変なこと。AIを導入して、審判の負担をなくし、すなわち誤審のモヤモヤをなくしてみては?


そんなの野球じゃない。人間くささが、ドラマがなくなる。という声がすぐにあがりそう。

でも一度、実験してほしい。やっぱり人間が判定する方がしっくりくるわぁ。ということになったら、もとの通りでいいから。

AIがジャッジしたからと言って、選手のプレーから生まれるドラマや人間くささまでなくなるとは思えない。

そんな審判をないがしろにするようなことを考えると批判されそうだ。

ただ、選手やファンをないがしろにしたジャッジを見せられた日には、そんなことを夢想する自由があると言いたくなる。


しかし、それ以上に、AIが本格的に活用されるようになったらいいと心底思うのが、病気の診断。

病院通いも久しくなって、主治医の先生方にはいろいろお世話になっているけれど、まだまだ医学の世界ではわからないことがたくさん。

稀少な症例の場合はなおのこと。世界中の医療のあらゆるデータをもとに診断をしてほしいと思うことがあります。

プロ野球も、審判がいなくなって、すべて自動審判になったらいい、なんて思っていません。選手がいて、審判がいて、観客がいて。それをひっくるめた舞台が野球。

審判の方が味わいを増幅させてくれるゲームも少なくないです。判断の難しい仕事だということも、理解していますです。

ただ、明らかに偏ったジャッジを繰り返す審判がずっと仕事を続けているのを見ていると、審判をジャッジする動きが起こってほしいと、切に思う。

選手(とファン)が思う存分安心してプレーできる(見る)場をつくるのが、審判のお仕事だと思うから。


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