2021年4月3日

防御率と打率はリーグトップなのに得点数は最下位という現実。せめてリリーフ酷使やめて。


4月2日、DeNA戦(横浜スタジアム)、0対4で、大瀬良大地に1勝目。

スタメンに松山竜平。大瀬良、お気の毒に。の思いに反して、1回、松山がタイムリーで1点先制。

開幕戦のエラーで足をひっぱった身。まだプラマイゼロとは言いませんよ。この後、8回、松山は満塁の場面で2点タイムリー。雪辱を果たす。

この日の大瀬良はすごかった。DeNA打線に仕事をさせず、7回を投げて76球。あなたはカープ戦の秋山拓巳なの?

今日こそ完投してリリーフ陣をお休みさせてあげてほしい。の思いも泡と消えた7回終了時、ベンチで佐々岡監督が大瀬良にグータッチ。

無理をさせないということなのか、開幕戦の同じ轍を踏まないためになのか、大瀬良はここで投了。


8回は塹江敦哉。サード・矢野雅哉の悪送球、自身のフォア、大きくバウンドした打球を捕球できなかった菊池涼介の守備がエラー判定され、満塁に。

しかし、すかさず矢野が関根大気のサードライナーをダイビングキャッチして、しのぐ。矢野、先ほどのエラーをかき消すグッジョブ。

4点リードの9回。ここは栗林良吏を休ませてあげてほしいの願いは、案の定裏切られる。

セーブのつかないこの場面で、なんでルーキーを不要に酷使するの。モヤモヤ、プスプス。栗林は無失点に抑えはしたが、疲れが気になります。ノーモア、フランスア!

打線は4点援護で、完封勝ち。表向きは快勝に見えるが、走塁ミスがあったり、3回、1塁3塁の場面で、鈴木誠也が併殺。8回、追加点のチャンスの満塁の場面で、クロンと會澤翼は凡退。9回にも3塁走者を返せず。

栗林の起用もわだかまって、額面どおりにはスカッと喜べないゲームだった。


これまでの7試合(と、まだ試合数は少ないけれど)、カープは防御率が唯一の1割台で、ダントツの1位。打率もリーグトップ。

しかし、得点数は最下位。盗塁数にいたっては、DeNAと並んでゼロ。

この先、投手陣の疲労が重なって手詰まりになったら、一気に崩壊もあり得ます。

ヒーローインタビューで、投手が「味方が打ってくれると信じて投げました」と時折聞く。大瀬良もこの日、チームメイトへの感謝の言葉を口にしていた。

時には助けられたり、足をひっぱったり、お互いさま。それでも、今のカープにとって、投手のこうした言葉が(素直な気持ちかもしれないけれど)、社交辞令に聞こえて仕方ない。

失点を与えないよう力を尽くしている投手陣(とくにリリーフ陣)の疲れが重ならないよう、せめてベンチは広い視野で選手起用してほしい。


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