2021年6月11日

玉村昇悟、素晴らしかった。でも1点リードでは勝てないカープの法則


6月10日、ホークス戦(PayPayドーム)、1対1。

玉村昇悟、6回3安打無失点。5回の壁もついに越えた。もうこれはローテに置いて、腰をすえて育ててほしい。1軍の場でグングンと成長を見せることができる選手。素晴らしかった。

投げあったレイも8回4安打無四球1失点。第1戦の大瀬良大地と武田翔太に続き、またしても引き締まる投手戦に。

3回、クロンがソロホームランで1点先制。玉村に待望の援護点。今日こそ玉村に初勝利を。でも、カープファンなら誰もが知っている。1点リードでは難しいと。無理に等しいと。


玉村は1番の三森大貴に3打席3安打されただけ。6回裏、4番の柳田悠岐から見逃し三振とって、吼えて、勝ち投手の権利を得てマウンドを降りる。

4月24日の巨人戦、手術・リハビリから復帰した高橋昂也に3年ぶりの勝利をとリリーフ陣が無失点リレーでリードを死守したあの試合のように、玉村を何としてでも勝ち投手に。

7回裏、森浦大輔。親戚の子を見守るような気持ち、ハラハラ。ここは打たせて取って、三者凡退。よっしゃー。


8回、1点リードじゃ絶対ダメ。追加点切望のところで、クロンがヒット。しかして代走の曽根海成が盗塁失敗。甲斐キャノンに刺される。うぅぅ。あっさり終わる。

8回裏、塹江敦哉。ここは塹江の場面なんだけど、いいときと打たれるときが入り混じる塹江。前回の第1戦がよかっただけに、ちょっと、ちょっと心配です。

今日は打たれる日となった。三森のタイムリーが出て、同点。玉村の勝ちが消える。

ベンチに戻ってタオルを頭からかぶった塹江。野球は互いに直接殴りあうスポーツではないけれど、まるで打ち込まれたボクサーのように見えた。

勝ちが消えた玉村も、一瞬あっという表情。でも素晴らしい投球だったから、誇ってほしい。で、こういうこと、これからもあると思うけれど、酸いも甘いも噛み分けた黒田博樹みたいな投手になってね。


9回裏、またしても勝ちもセーブもつかない場面で、栗林良吏。こんな状態で投げさせられ続け、気持ちを保つのは難しいと思うのだけど、今日も栗林は仕事した。

柳田にフォア。代走に周東佑京。ヒヤヒヤ。しかし、川島慶三がバント失敗、助かった。だがしかし、ボークをとられ、中村晃は申告敬遠。

ここで、代打・長谷川勇也。一打席にかける集中力のすごい長谷川。もうダメだぁぁぁ。と頭を抱えていたら、ファーストゴロで打ち取る。ハラハラ。最後は、柳町達を空振り三振でしとめ、カープの負けはなくなった。 


すごいコ。1年目なのに。もっと数字につながる場面で投げさせてあげたいが、でも、栗林はいつでもどこでも自分の仕事をするんだな。カッコいい。

阪神がリーグ優勝して、佐藤輝明がMVPをとろうものならば、新人賞はもう決まりだ。この巡り合せ。ギリギリギリ。今のカープに入った宿命か。て、「砂の器」か。栗林に特別賞を授けてもらえないかと、まだシーズン半ばなのにそんなこと考えてしまう始末。

今日は鈴木誠也がDH。病み上がりだから? 無理をさせないように?(そんな仕事しているようには見えないが)

せっかくのDH制。中村奨成を1度しか使わなかったのはものすごく不満です。鈴木や西川龍馬の定位置を決めつけないで、もっと思い切った(いや、まっとうな)打順を組んでもらえたら面白いのに。勝ててないわけですし。ツーン。


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