4月24日、高橋昂也が手術・リハビリから復帰しての、3年ぶりの勝利。感動しました。
前回、4月18日の中日戦でも5回無失点と好投。打線の援護なく、勝ちは持ち越しになってしまったけれど、ほどなくして勝ちを得ることができて、本当によかった。
1回、坂本勇人に2ランを打たれたときは、明日は今村信貴だし、3タテを覚悟したが、前回同様、昂也は回を重ねるごとに落ち着いていき、試合を作る。
5回、鈴木誠也のきれいなスイングの2ランも出て3対4。1点リードのところ、走者を出し、昂也6回途中でマウンドを降りる。
九里亜蓮が味方に緊張を与えない投手(適度に打たれているので)と書いたばかりでしたが、この日は、リリーフ陣の緊張がビシビシ伝わってくる。
交代した中田廉がフォアを出し、1塁2塁としながらも、併殺で打ち取る。ベンチに戻ったあとの中田の清清しい表情、なんともカッコよかった。
ずっとつらいリハビリを経て復活した昂也に勝利を。ここは思いっきり緊張してでも勝ちとってほしい。悲壮感どころか、ヒリヒリしてしびれた。
8回、すごみのある目つきのビレイラの速球を西川龍馬が2ランで、3対6。さりとて、3点差と余裕の生まれたところで、緊張がなくなるわけでなし。
9回裏、栗林良吏が連続フォア。しかも栗林にしては見たことのないコースのはずれっぷり。もう胸の前で両手合わせてお祈りポーズです。その後、1,2,3アウトを取って、祈っていた両手から拍手が止まりません。
4月25日、初勝利がおあずけとなっている野村祐輔にも勝ちをつけてあげたいところ。この日は磯村嘉孝とのバッテリー。會澤翼とのしばりをベンチが解いてくれて、よかった。
2対3と1点リードで、5回2失点でマウンドを降りる野村。
6回、カープは5点追加して、ワッショイワッショイ。野村の勝ちが近づいたかに見えましたが。
8回裏、森浦大輔、途中交代の大道温貴、またまた途中交代の塹江敦哉で、勝ちパターンの3人がつごう6失点。8対8と同点にされ、野村の勝ちが消えました。シュウウウ。
「楽勝」って、ないんですね。野村にとっては、ジェットコースター気分だったと思いますが。
チームではベテラン的存在といえど、黒田博樹のように泰然と年季の入ったモードになるには、まだ若々しさの残る野村。少しの焦りはあるかもしれませんが、次回(以降)の勝利を待つ。
しかし、9回、代打の中村奨成が2塁打、代打の三好匠がしっかりバントを決め3塁に送り、菊池涼介が犠牲フライで8対9に。
ピースが一つ一つ埋まっていくように、采配が(珍しく)決まる。
9回裏、昨日とは一転し、栗林良吏がビシーッと三者連続三振で12試合連続無失点の8セーブ目をあげる。よっしゃー。
24日の昂也の1勝が、カープの貧打のひもを解いたかのような、勝つ喜びを取り戻してくれたような2連勝。(つづく)