巨人との3連戦、面白かった。
4月23日、打線の援護のなさにジリジリとした第1戦だったが、九里について発見のあった試合。記憶に残った。
4月24日、手術とリハビリの辛い時期を経て復活した高橋昂也の3年ぶりの勝ちと、それを死守すべく、リリーフ陣の緊張がビシバシ伝わってきて、しびれた。
4月25日、8回裏に6点リードを追いつかれるも、9回、代打の中村奨成と三好匠がつないで、菊池涼介が犠牲フライで勝ち越し、栗林良吏が三者連続三振でとどめをさす。
2019年には、三連覇の残像にとりつかれた緒方監督が、コンディションの良くない田中広輔や中崎翔太を起用し続け、閉塞感があって、勝ったのにつまらなく感じた試合もあった。
そのことを思えば、この3連戦、不甲斐ない場面があったとしても、ヒリヒリする楽しさを久しぶりに味わった気がした。
このヒリヒリの始まりは、4月22日、ヤクルト戦に小園海斗がスタメンにやっと起用されたときから。停滞していたチームの空気が動き始めた感覚がある。
小園はまだまだ守備や走塁に経験が必要(でも、今シーズンに入ってから田中先輩も守備や走塁でけっこうやらかしてます)。
だからと言って、逐一マイナス査定するような器の小さいことはしないでほしい。小園が起用されたことで、ゲームにヒリヒリ感が出てきたこと、首脳陣も間近で見て肌で感じとってくれていないだろうか。
起用された第1打席目でタイムリーを打ったり、ミスがありながらも、見どころある守備も見せてくれている小園。
でも、今のままでは、まだ田中の代理的存在。もっと田中を置いてくくらい、インパクトを与えねば(スキあらば田中を試合に出したい河田ヘッドコーチに、な)。
巨人は4月24日、新型コロナで離脱していた丸佳浩、ウィーラー、中島宏之、若林晃弘丸が1軍復帰。
羽月隆太郎もスタメンとしても安定感が出てきた。工夫があって、見ていて楽しい。
奨成は4月16日、中日戦のスタメンで活躍しながら、その後ほぼベンチに置かれていただけに、25日の2塁打には、ベンチよ見たか、もっと使うがよいーーー。と、爽快でした。