2021年6月5日

中村祐太、中﨑翔太が大量失点、それ以上にベンチの選手起用が台無し感大きかった


6月4日、楽天戦(マツダスタジアム)、5対12。台無し感満載の試合だった。

台無し感その1。先発の中村祐太が1回、4失点。またかの初回の大量失点。4月8日、忘れもしないヤクルト戦での3回6失点の不甲斐ない投球の残像が。

しかし、その裏、今宵初の2番の小園海斗が2塁打、3番・菊池涼介が3塁打で、1点。5番・林晃汰がタイムリーで2対4と迫る。

いまカープの中で「何かやってくれそう」という3人がしっかり得点にからむ。


2回、祐太は、いつものごとく、大量失点したあとの無失点コース。最初からこれで行ってくれればよいものを。でも、2アウトをポンポンと取ったあと、ヒットにフォアと走者を出すのが気にかかる。

4回も、2アウトを取ったあと、ヒットとフォアの後、浅村栄斗にタイムリーを打たれ、2対5。近づけば離される。

その裏、クロンのタイムリーで、3対5に。離されれば近づきます、今日のカープ。

まだ2アウト1塁3塁、さらに追加点をという場面で、祐太に代わって、安部友裕。はぁ?

なんでここで安部。坂倉将吾も、中村奨成もいるのに。誰が決めたんだ。誰かだとしても、誰か止めろ。また佐々岡クォリティ発動です。

安部は空振り三振。このベンチの采配、台無し感にカウント。


5回、大道温貴が2失点。近づいたら、また突き放される。

が、その裏、野間峻祥、小園の連打、西川龍馬のタイムリーで4対7。伴走します。

6回裏にはクロンのソロ場外ホームランで、5対7。じわじわ近づく。

で、ツーアウト、塁上に人がいない場面で、代打・奨成。は? なんでこんなところで出すの? 安部出すところはこういうとこ。


本日のスタメンマスクが奨成ではなく、磯村嘉孝だったことにもはなから台無し感があった。磯村にというより、磯村を選んだベンチに。

磯村で安心したかったのだろうか。そこをふっきることができたら、カープにもっと変化が表れる気がしてなりません。

カープOBの大野豊さんや石原慶幸さんですら、1軍復帰した會澤翼に捕手の軸となってくれることを期待していると語る記事を見ると、どうしてそこにとどまろうとするのかと思う。

もし、奨成が他球団にいたら、カープにいたとしても今の監督・コーチ陣ではなかったら。もっと起用され、育てようという機会に恵まれたかもしれない。

でも、周囲が認めざるを得ない活躍をきっとこれからしてくれることでしょう。見てろぉ、古参たち。


2点ビハインドの7回は、中田廉。追いつけ追い越せムードの2点差で、中田は微妙。ここは三者凡退に打ち取る。

8回は、中﨑翔太。この2点差は敗戦処理の場面じゃない。まだ勝ちをとりにいく場面。ここで中﨑を出すのか。

クロンのエラーもあり、あっという間に満塁の出来上がり。浅村栄斗にフォアを与え、押し出しで1点。ここでも交代の気配はなく、島内宏明の3点タイムリー、岡島豪郎の犠牲フライでさらに1点、5対12。

中﨑のピッチング以上に、中崎を1軍に置いていること、この場面でこのコンディションでマウンドに送ること、さらに傷を深めても交代の気配すら見せなかったベンチに台無し感。

追い上げムードがあったのに、匙を投げているように見えた。今日の台無し感の集大成だった。

涌井秀章の不調があったとはいえ、菊池、小園、林ら打線には少し活気が。小園は6回、浅村の鋭いショートライナーをダイビングキャッチしていた。場を与えられ、成長していく姿が楽しみでしかたない。

場を与えるのがベンチの仕事。もっとしっかり見極めてくれないと。


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