11月12日、日本シリーズ進出がヤクルトとオリックスに決まった。よっしゃ。納得の頂上決戦が見られる。
両チームとも、CSファイナルステージをストレート勝ち。1回戦は、奥川恭伸と山本由伸、ともに若いエースが完封勝ち。3回戦は、ともにロースコアの引き分け。相手チームは違えど、足並みそろった勝ち方をした。日本シリーズへのワクワクの準備は整った。
昨年と一昨年の巨人・ソフトバンク戦と比べると、マスコミ的には地味? だがしかし、2年連続最下位チームだったリーグ覇者同士、凛々しいエースが揃っているし、私的にはとても楽しみです。
巨人はヤクルトと11ゲーム差でしたから、下克上なんて洒落にならない。ストレート負けは分相応だったと思います。
CSと言えば、ダメダメだった、2017年のカープ・DeNA戦を思い出す。リーグ優勝しながら日本シリーズへ進めなかった、あの屈辱。
ブログを始めて気づいた一つが、「勝った試合より、負けた試合の方がアクセス数が多い」ということ(当社比です)。
中でも、2017年、日本シリーズに進めなかったCSでのDeNA戦のときはすごかった記憶が。
勝ったときの喜び以上に、負けたときの憤りがデータ上に渦巻いているように見えて、熱気感じました。怒りのパワーの大きさを感じました。
今年になって、高田郁さんの時代小説シリーズ『あきない世傳 金と銀』(現在11巻まで刊行中)、を読んでいます。
江戸時代、度重なる困難に見舞われながらも、知恵をふるって、呉服商いを広げていく主従の物語ですが、その中に、「笑って勝ちに行く」という、主人公の言葉が出てくるんです。
笑う門には福来たる。目の前に困難な現実はあるけれど、知恵をしぼって、買い手も売り手も幸せになる商いをしていこう。トップにふさわしい器の主人公。
笑って勝ちに行く。いい響き。怒りが力になることもあるけれど、笑った方が免疫力が上がりそうです。
笑えない首脳陣ぞろいですが、負けが続くとチームは暗くなりますが、選手は笑って勝ちに行こう。それゆけカープ(小声)。