2022年4月5日

カープ、ルール違反です


カープも1位指名した西武のドライチ・隅田知一郎。前評判もよかったですが、実戦でもいいピッチングしてますね。

カープのドライチ・黒原拓未も、任された場面でしっかり結果出してます!

今日から巨人と3連戦、投手の力投と響きあうような打線の工夫が見たいです。ノーモア中日戦!

ところで、この隅田。オープン戦で、2色づかいのグラブ(ブルーとネイビー)を使用して、審判から規定違反の指摘を受けたというエピソードがありました。

「グラブは1色」というルールがあることも知らなかったのだけど、隅田が、それ以上にオーダーされたメーカーがそのことを知らなかったことに、ちょっとびっくりしました。


そこで、なんとなくルールのことが気になって、目を通してみました『公認野球規則 Official Baseball Rules』。



毎年出ているルールブック。Amazonのレビューに「読んで発見があった」と書いていた方がいたのですが、私にも発見がありました!(図書館に2017年度版があったので、私はこちらを読みました)

いちばん最初に書かれていたのが、「試合の目的」。

・攻撃側は、まず打者が走者となり、走者となれば進塁して得点することに努める

・守備側は、相手の打者が走者となることを防ぎ、走者となった場合は、その進塁を最小限にとどめるように努める

・各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする


あったりまえのことですけど、でも一番最初にちゃんと書いてあるんですね、野球というのがどういうスポーツか、が。シンプルな文章だけど、私、感動しました。

同時に、おいおいカープ。まず、塁に出て、進塁して、得点することに努めんかーい。相手チームより点をとって、勝とうとしとるんかーい。と、ここ2年のていたらくを思い出し、思ったのでした。中日との3戦目(2戦目もなっ!)の記憶も生々しい。

そのつもりで毎試合のぞんでるはず。でも、それが伝わってこなくてはがゆいときがある。選手も、ベンチも、球団も、基本に帰ろう。

4月3日の「サンデーモーニング」(TBS)で、落合博満さんが「監督時代、勝って、お客さんに喜んでもらって家路に着いてもらうのが仕事だと思ってやってきた」と。

これもまた当たり前でシンプルな言葉だけど、深くうなづきました。黒田博樹も『決めて断つ』で、そう書いていたもーん。



もうひとつ、ルールブックを読んで、あ~と思ったことが、「用具・ユニフォーム」の項。

各チームは、常に独自のユニフォームを着なければならない

各チームは、ホームゲーム用として白色、ロードゲーム用として色物の生地を用いて作った2組のユニフォームを用意しなければならない(アマチュア野球では、必ずしもホームチームのときは白色、ビジティングチームのときは色物のユニフォームを着なくてもよい)


これも当たり前と言えば、当たり前。「ホームでは白、ビジターでは色物」は、見ててそんな感じだと思ってはいたけれど、ルールで決められていたことなんですね。

家族に話したら、「そうだったんだ。言われてみればそうなんだけど」と、びっくりしていました。知ってるは人は知っている。でも、意外と知らない人もいるのでは?

2017年のオールスターで、新井貴浩がビジター球場で白いユニフォームを来てきて(緒方監督もな)大爆笑されたことがありました。慌てて着替えに行きましたが、そういうことだったんだな、と。

ルールブックを隅から隅まで読むのはウヘッと思うかもしれませんが、野球に携わる人は一日数行ずつでも読んで、基本に立ち返るのはいいかもしれません。あ・ら・い・さ・んっ!
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