7月17日、巨人戦(東京ドーム)、5対10。
よもや3日連続で、満塁ホームランが見られるとは!
4点ビハインドの4回、2塁打の秋山翔吾、マクブルームのライトフライでタッチアップして3塁へ。
ここで、坂倉将吾がタイムリー! 1回、髙橋優貴が秋山とマクブルームに与えた連続フォアのチャンスに坂倉、空振り三振。ちょっといやなムードになっていたのを自ら払拭。
長野久義、小園海斗も連続フォア、磯村嘉孝も押し出しで、もう1点。満塁です。
ここで、3回4失点の野村祐輔に、代打・堂林翔太。
一昨日の磯村、昨日の長野に続いて、今日もまた満塁ホームランが出たりして、な~んてな。と思っていたら(いや、全国のカープファンがそう思っていたはず)、代わった鍬原拓也から、ほんとに満塁ホームラン! 4対6、逆転!
ポーカーフェイスの堂林翔太も笑みをかくしきれず、口角ちょっとあがってました。
ベンチ前では坂倉がピョンピョン跳び上がっていた。チームが得点したときの坂倉や小園の喜び方は底抜けに明るくて可愛くて、いいもの見た気になります。
カープの3試合連続ホームランは、1991年にもあったそう。その年、カープはリーグ優勝。ま・さ・か? ハイハイ、落ち着け落ち着け。というくらい、冴えないことが多かった今シーズン、こんな幸せなことが起きて大丈夫なの? 死ぬの? 死ぬの?
4回、野村に代わって、九里亜蓮。タイプの違う男前が続きます。先発でも中継ぎでも、言われたところで投げるタフさを見せてきた九里。
今シーズン、打線の援護に恵まれないこともあったが、シャキッとしない投球も散見した。
長野が2軍での調整を申し渡され、そこでバカスカ6割打って1軍に戻って、すぐボカスカ打ってスタメンになったように、九里もまたテンポのいいリズムを取り戻して、先発の柱に戻ってほしい。今日は勝ち投手になろう。
九里、力んでました。タフなところにかこつけて3イニングもかーい。1失点したものの、勝ち投手の権利を得ました。
1点差に迫られた7回、代打・中村健人がソロ。8回は、磯村嘉孝が2ラン。中京大中京高トリオがそろってラン・ラン・ラン。9回には、秋山のタイムリーで、二桁得点。
リリーフ陣も、ターリー、森浦大輔、栗林良吏(5点リードで)が登場。昨日まで3連投だった矢崎拓也も含めて、リリーフのコンプリート感が出てきた。
ところで、この日、巨人のウォーカーが好守備を連発。シーズン初め、草野球レベルと聞いていたのだけど、亀井コーチと練習積んで、こんなに上達。なんか、感動ものです。
この日、2軍で、スタッフ含め、22名の新型コロナの陽性判定が出たというショッキングなニュースが。どのチームもいつそうなっておかしくない状況と思ってはいたが。
昨年、スタメンを固定して、新しい選手になかなかチャレンジしなかったベンチ。主力選手の感染で、若い選手を起用せざるを得なかったことが、逆に若手にチャンスを与える明るい材料となって、林晃汰や宇草孔基らが活躍した。
こうなると、今いる人たちでがんばるという、昨年とは逆の現象が起きますが、それはそれで、出場できる選手にとってチャンス。この勢い、できるだけ持続して。