今シーズンでヤクルトを退団した内川聖一。これからどんな仕事をするのかな? 内川なら、指導者としても解説者としても、いずれ声がかかりそう。どちらも、席数決まった競争の世界ではあるけれど。
というより、そうなってほしいと思っていた。鈴木誠也の師匠でもありますしね。
退団後、日本代表の試合だったか、実況中継のゲストに招かれたときの解説が、打撃についての分析など中身を感じるものだった。雰囲気で適当に話している解説者の席をおびやかしてほしいと思っていた。
ら、12月3日、九州アジアリーグの大分B―リングスへの入団が発表された。(「西日本スポーツ」「スポニチ」)
プロ野球選手が独立リーグに入るとき、それはNPBへの復帰を目指すとき(藤井皓哉のように)。そんなイメージがあったので、意表をつかれた。
「まだまだ野球をやりたい」「自分が生まれ育った大分で現役生活を終えたい」という言葉がストレートに響く。
NPBを目指す若い選手にとっては、内川と過ごせる時間は得難いものになりそうだ。そう思わせる選手。
ソフトバンクの最後の1年は1軍でのプレーなし。ヤクルトに移籍してからの2年も、出場機会は少なかった。今季、代打で打席に立った内川を見たとき、あの内川でも力が衰えるんだとしみるものがあった。
誰もが通る道。今季、引退した福留孝介だって。
それを思うと、黒田博樹と新井貴浩、だいたいこの二人は綺麗すぎる終わり方やねん。本人の自由やねんけど。
来季からカープのアドバイザーに就任することになった黒田。新井さんから、何度も何度も電話でオファーがあったとか。新井さん、よくやった、よくねばった。
黒田のことなので、コーチ陣との距離もとって、主に2軍で何かできればと考えているようですね。
えぇい。もういっそ投手コーチになって、まわりに遠慮せずガンガン選手を見てほしい気持ちと、外野からいろいろ言われるような泥臭い仕事はさせたくないような気持ちと。
しかし、新井さんも「アドバイザーで」と言いつつ、じわじわと黒田投手コーチへ布石を打っているように見える。策士、かも。ねばれ、新井さん!