12月2日、W杯カタール大会、日本代表がスペインに2対1で逆転勝ち。
無理に体は起こさず、目があいたら、縁があったら、ライブで見よう。と、アラームかけずに寝たが、よくしたもので3時半過ぎに目が覚める。
足元に磁石がついているかのような、点と点がつながるスペインのパスワーク。日本みたいに行き当たりばったり感がない。ボールがラインの外に出ない。
前半0対1。ハーフタイム中、目を閉じて休息していると、後半序盤、日本が逆転したという話を聞いて、なぬー。リアルタイムで見逃す。ふっ。
最終的に勝って、選手たちが大喜びしているのを見ながらも、スペインが2位通過を意図していたんじゃないかという気持ちがしばらくぬぐえなかった。
日本は目の前の試合に必死。スペインは最後に(決勝リーグで)笑うため、2位通過を選択したんじゃないかと。
試合が終わったとき、スペインの選手たちは、「負けるのは本意じゃなかったけど、言われたとおりにやっただけだ」と憮然としているように見えた。
試合後、スペインのエンリケ監督は「(負けたことは)私にとっては腹立たしいものだ。首位で通過したかった」と語っていたが、それを聞いてもまだ本心と思えなかった。
そういう素振りを見せてるんじゃないかと。老獪だなと。それに比べて日本の裏表のないまっすぐさよ、若い、青い、と。
でも、同時刻に始まったドイツ・コスタリカ戦は、点を取ったり取られたりのスリリングな展開だった。
こんな状況でスペインが2位通過を選択できるわけがない。そんなことしていたら、足元すくわれて決勝リーグに進めなくなることも起こり得る。
やっと、ゆっくり、ゆっくり、日本がスペインに勝った大きさを受け入れた始末でした。それくらい、信じがたいことが起こったんだなって。
三笘薫がゴールライン際ギリギリのボールに走り込んで上げたクロスを、田中碧が体ごと押し込んだ逆転弾。VAR判定で得点が認められた。
「本当に1ミリですけど中に入っていればいいなと思って足を伸ばしました」と三笘。
1ミリでもラインにかかっていればOKだとは初めて知りました。選手にとっては当たり前のことかもしれないけど、ルールを知ってることって大事だなと、プレーともども感じ入るものがありました。
ドイツ戦で上がり、コスタリカ戦で下がった森保監督の評価も、また上がる。「勝てば名匠扱い」はどこの世界も同じ。
12月2日の契約更改、田中広輔が1億2000万減の3000万に。
あのベテランに生ぬるいカープが珍しく思い切ったダウンぶり。広輔、試合、出てませんでしたもん。席がなくなってもおかしくない成績でした。
これで充分と言えるかどうかわからないが、査定はもっとこうズバズバと行ってほしい。プロの世界なんだから。