2022年12月5日

ドライな森下


「俺は好き嫌いで起用しない」と秋季キャンプで宣言した、新井監督こと新井さん(言い方、逆)。

開幕投手、ここ4年は大瀬良大地ありきという感じだった。昨季は大瀬良、九里亜蓮、森下暢仁の誰が選ばれるか、カープ先発の充実ぶりを感じさせたが、佐々岡さんの腹は決まっていたようで、大瀬良となった。

開幕試合に限っては大瀬良、なかなかの結果を出している。んが、シーズン通して活躍しているとは言えない。

でも、カープのエースと呼ばれ。山本由伸らのことを思うと、エースと呼びがたい。あだ名です、あだ名。


シーズン後半も、大瀬良はコンディションよくなかったのに、佐々岡さんの「エースならやってもらわにゃ」、好不調おかまいなしの好き嫌い起用にファンは付き合わされた。

新井さんは来季、どの投手を起用する? というより、誰が調子をあげてくる?

来春、調子のよい投手であれば誰でもいいです。今季の仕事ぶりを見る限り、大瀬良と九里は食指が動かない。


佐々岡体制も終わり、来春こそはと期待していた森下は、開幕投手には名乗りを上げない方向。(「日刊スポーツ」)

「(開幕から)1、2週遅れたとしても、シーズンで離脱しないことが大事だと思う。しっかり治して、1年間野球ができれば」と、大瀬良先輩に聞かせたいお言葉。

そうだ、そうです。1年通しての活躍が大事。それがエース。ゆっくり調整してね。床田寛樹もね。


一方、「(いけるなら)早くメジャーに行きたい」発言も。
デイリースポーツ」)

20年後のことを問われては・・・

「自分が一番やりたいことを見つけて、新しい仕事を始めていたいなと思います」
「野球をあと何年できるかわからないですし。野球は野球で終わったら離れたいです」

と、ちょっと寂しくなるくらい、さっぱりしている。


でも、このカープに執着のない感じ、いいです(OBでかためたがる球団にこのエッセンス、注入したい)。愛着はそれなりに持ってくれているとは思うけど。

今オフ、戦力外となった白濱裕太の「引退です。まだできますけど、カープ以外で考えていない」には、カープ以外から声かからへんやろ、カープだからここまで長居できたんだろと、とつっこみたくなった。(「サンスポ」)

森下が、カープどころか、野球にこだわっていないところ、自分に自信があるのかなって感じがする。中田英寿とちょっと近いような(それでもカタールで日本代表の試合を観戦していた中田。いま直接携わっていなくても、サッカーへの思い感じます)。

森下はいま、まだ1年目がピークのような状態。このままでメジャーに行けるのかどうか。

昨夏のオリンピック、決勝戦のベンチでキラキラしていたあの顔を、カープでも見たいです。
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