昔、まだサッカー日本代表がW杯の常連になる手前の頃。「サッカーって、面白くなくない?」と、サッカー好きの会社の後輩に言ったら、「それはレベルの高いサッカーを見てないからですよ」と言われたことが。
後に、W杯を見るようになって、その言葉がとっても腑に落ちました。
対戦相手が同レベルとは言えなかった1次リーグや準々決勝でしたが、別格の大谷翔平を筆頭に、トップレベルの日本の選手が集まるWBC、見入ってます。
メディアでも「野球のことはよくわからないんですけど、夢中になってます」というタレントの感想も聞く。この人が「野球のことはよくわからないんですけど」を度々強調するのが気になる。
それは、「今は大谷選手らが出てるから夢中ですけど、その後は野球に深入りしませんよ、日本のプロ野球のリーグ戦は見ませんよ」と宣言されてるニュアンスを感じる。
かくいう私も、サッカーは日本代表の試合しか見てません。海外でプレーする選手も格段に増え、レベルが上がった日本のサッカー。でも、よっぽど見たいと思う選手がいないと、通常のリーグ戦はほとんど見ない。
それでも、選手やルールのことに興味あるし、知りたいと思う。
やたらとメディアはサッカーW杯のときのようにWBCを取り上げているけれど、みんながみんな野球に関心持ってるわけでもない。
2019年のラグビーW杯(日本大会)も、ものすごく盛り上がっていたみたいだけど、ちょうど入院時期と重なって、見ていなかった。入院していなくても、見たかどうかわからない。
たまたま私はプロ野球ファンで、今回のWBCを見ていて、好きなものがあるっていいなとしみじみ思った。
WBCきっかけに、プロ野球に興味もってくれる人が増えたら嬉しいと思いつつも、これはやっぱりスターがいるかどうかが大きいと、大谷効果を知らされる。
3月18日、カープはオリックスとのオープン戦、1対2で黒星。相手が山岡泰輔と山﨑福也か、そらしゃあないな。みたいな、いつも通りの結果に。
しかもスタメン見て、「えーと、これは何時代・・・?」と思うような、ここ何年かとほぼ変わらないような顔ぶれ。
WBCでレベルの高い選手たちの熱気こもった試合を見ていたら、それこそカープが、昔の日本のサッカーのように、迫力欠いて見えても仕方ない。
新井さん、大丈夫かな・・・。せめて藤井ヘッド、そこのところ、ビシッとお願いします。