3月7日、WBC日本代表とオリックスの強化試合(京セラドーム)。9対1で日本代表が圧勝。
村上宗隆が3ラン、山川穂高がソロ、やっと出た、どすこーい!
前日、阪神との強化試合で、大谷翔平が2打席連続3ラン。メジャー最高峰クラスの力を見せられて、ファンは大盛り上がり。
しかし、この2発が出たとき、ベンチで明るくガッツポーズしたのはメジャーリーガーのヌートバーだけ。
他の野手陣は「なんなんじゃ、こりゃ」、その桁違いのスケールに静かにショックを受けているようにも見えた。
今回のWBCに、ダルビッシュと大谷、メジャーのトップクラスの選手が参加。日本代表にとって、またとない機会、いい刺激になると思った。
でも、この大谷の2発は、逆に打者陣に刺激どころか喪失感を与えて、チームが崩壊したらどうしよう。とまで、ちょっと想像したほどショックな、すごい光景だった。
山川は阪神戦の後、大谷の次元の高さ見せられて、「マジで野球やめたいです」と、苦笑いしつつ素直に応えていて、そこはまた山川だった。
しかし、その翌日、山川1本打った。大谷も大喜び。
村上は、オリックス戦では4番から6番に降格。
打てない(打たない)4番を栗山監督はどうするのかな? と思っていたので、入れ替えたのはいいなと思った。
東京オリンピックでは、稲葉監督は、打撃で地味だった鈴木誠也をずっと4番に置いた。誠也への期待とリスペクトあってのことだろうけど、もっとフラットに入れ替えがあっていいんじゃないかと思っていた。
結果、優勝したので問題ないけど、この人情発揮型はここ数年のカープの選手起用のようで、私はスッキリしなかった。
そのてん、栗山監督は、サパッと変えた。ヘンに固執しないところはいいなと思った。
そのてん、栗山監督は、サパッと変えた。ヘンに固執しないところはいいなと思った。
村上も4番から降格したことは「悔しかった気持ちも、もちろんある。このチームで4番を打ちたい気持ちもありますし。監督もいろんな打順を組んでくださっているので、その打順で結果を出すのが一番。どの打順を任されようとしっかりと準備したい」(「Full-Count」)
チームは崩壊してなかった。あっけなく、ただの杞憂に終って、よかった。
特別扱いなんて、プロの世界に無用だし、忖度なしはファンにとってはウェルカム。
今年のカープ、新井さんは秋季キャンプで「俺は好き嫌いで起用しない」と選手たちの前できっぱり宣言したが、どこまでやってくれるか。もし新井さんの目が曇ることがあったら、藤井ヘッドにビシッとお願いしたい。
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