2023年6月2日

若手台頭のオリックスと対戦してもスタメンに変化なし


6月2日、ソフトバンク戦(マツダスタジアム)、1対5。

オリックス戦を経て、投打ともに入れ替えしてほしかったが、薮田和樹が降格しただけ。大道温貴も一緒でもいいと思うが。なんなら戸根千明も。

そして、林晃汰も中村貴浩もいないオーダーに逆戻り(ショートは矢野雅哉だが、なぜか若手感のない矢野。髪型のせいなのか~)。


先発は、床田寛樹と和田毅。和田の投球術に苦戦するかもなの2回、マクブルームの打球が和田の手に直撃、降板するというアクシデント。急遽、板東湧梧が登板。

これはカープにとってチャンス。

だったのに、坂倉将吾ヒットも、田中広輔はフライを打ち上げ(マクブルームの走塁も消極的)、堂林翔太は空振り三振。矢野フォアで満塁になったが、いくら打撃のいい床田でも、野手が何とかしないと。ゴロで3アウト。

カープって、お人好し。相手のアンラッキーを逆手にとることもできない勝負下手。結局、3イニング投げた坂東は勝利投手に。


床田寛樹は6回3失点。

カープは6回、マクブルームの5号ソロの1点のみ。昨年、ソフトバンクから3試合で1点しか取れなかった記憶がよみがえる~(失点は26点!)。

そらそうだ、ほとんど野手の顔ぶれ変わってない。

昨日、山下舜平大対策で、左打者を8人並べた新井さん。「真っすぐに強い打者を選んだ」と言っていたが、韮澤雄也とか、そういうイメージないですけども何か?

「いい投手は自分が打席に立って、肌で体感しないと分からない。一流の投手との対戦を糧として、成長していってもらいたい」と若手にエールを送った。(「デイリースポーツ」)

オリックスのスタメンはゴンザレス以外すべて20代。そんなオリックスを見て、新井さんは何も思わなかったんだろうか(思わなかったから今日みたいなオーダーなんだな)。


茶野篤政は育成ドラフト4位のルーキー。オープン戦で評価され支配下登録、開幕からスタメン起用。育成ドラフト2位の中村貴浩が支配下登録されたのは5月下旬。

ポジションの関係もあるが、カープ、判断も起動も遅い。思い切りの悪さはベテラン重用のオーダーに出ている。

ベテラン(と中堅)でバンバン点を取ってるなら、文句の言いようもないが、取れてないですし。

ファンはね、好き嫌い言っていいんです。それでも、いいプレーを見せてくれたら、どんな選手も称えます。「好き嫌いで選手起用しない」の新井新監督の公約はもう忘れられてる(私は忘れまじ)。できないなら、軽々しく口にするな。

一緒にプレーしていた選手がいる分、佐々岡さんよりたちが悪いかも。


5月26日から、やっとやっとマツダスタジアムでもビジターのヒーローインタビューが場内放送されることになった。

その1回目となったのは、今日、2ラン打った、広島で育った柳田悠岐。球場のお客さんにも柳田の声が届いて、大歓声が起こって、ほんとうによかった。

カープは負けたけど、やっと一つ、カープがまともになって(全部じゃないからね、一つだけだからね!)、ビジターのお客さんにも一緒に喜んでいただけて、よかった。


あ、もう一ついいことあった。1軍復帰した栗林良吏が7回、2点ビハインドで登板。

本調子でないとは言え、1安打無失点で抑えた。勝ちパターンでない状況で無理せず、というのにはホッとした。

8回、戸根が2失点。開幕直後は、「戸根を出せー」という活躍を見せてくれていたが、ここのとこ精彩を欠いている。

オリックス戦、2戦目と3戦目のリリーフ陣のコントラストが強すぎた。ビハインドに栗林が投げるというのは贅沢だ。

できるだけ、勝ちパとビハインド組の境目が淡くなるといいと思う。