7月20日(木)、オールスターゲーム第2戦(マツダスタジアム)。1対6で、パが連勝。
今日もゆるゆる和やかムード。今年は開幕前、WBCでドラマのような本気の試合を見てしまっただけに、ケガなく終ることが一番のオールスターは余興ど真ん中。
先発は九里亜蓮。日本のみなさん、この男前をごらんください(ターリーもよろしくね)。
なぜかバントの構えの先頭打者・杉本裕太郎。九里が杉本の背中を抜ける暴投。どしたん、九里? わわ。杉本怒ってマウンドに向かってきた。あれ? がっちり二人はハグして笑てるやないかーい。いつの間にそんなコント仕込んだ。これはもしかして語り継がれる・・・かな?
パの先発は山下舜平大。なんなんでしょう、21歳にしてこの大物感。鷹揚な佇いとドスーンとくる球。今日もナチュラルに2イニング無失点。
九里もナチュラルに2イニング1失点。今永昇太も普段どおり三者凡退。
今日も今日とて、投打にわたって魅力的な選手はパに多かった。見どころの少ないセにあって、唯一と言っていい本日の注目選手は、バウアー。しかも、全球、球種を予告してから投げるというオリジナル企画付き。
それを、日ハムの新しいスター・万波中正がホームランで仕留めるという結末付き。
打たれたバウアーも打った万波も気持ちよさそな笑顔。シーズン中は険しい表情を見せるバウアーも(そら真剣勝負だもの当たり前)、バッテリーを組んだ大城卓三がファウルフライをキャッチできなくても、笑ってた。
ターリーは8回に登板。フォア出すんじゃないよ~。いや、ナチュラルに出した。2失点。
9回は、広島出身の田口麗斗が締めた。田口が「憧れのスター」に黒田博樹をあげてくれていて、嬉しかった。なんだ、そうだったんだ、早く言ってよ~(だからと言ってどうにもならないが)。
パは、6回ペルドモ、7回オスナ、8回9回平良海馬と豪華リレー。今季から先発に依願転向してスタミナのあるところを見せている平良。久しぶりのグイグイ来るリリーフ姿が見られたのも嬉しかった。
今年はなぜか2戦ともセの球場での開催。事情は預かり知らぬことですが、野外の球場はやっぱり気持ちいい。夕映えもとてもきれいだった。赤いユニフォームのお客さんが多くて、びっくりした。赤い人は3人しか出場していなかったんだけど。
2年前の日本シリーズではヤクルトが優勝。交流戦でも、昨年と一昨年はセが勝ち越し。セとパの格差は一時期よりは埋められたかのように錯覚されがちだけど、和やかな中にもセパの格差が歴然だったオールスター。
2試合とも1点どまり。そんなセの上位にうごめいているカープ。とりわけカープ打線のパワー不足を改めて直視したオールスター。
球団とベンチはいつまでもごまかし続けるのかな。美しいスタジアムとは裏腹に、ため息がもれます。