2024年3月10日

カープの居心地


3月10日、中日とのオープン戦は、0対3。またも完封負け。中日との3連戦、1勝も出来ず。

阪神は今のところ、オープン戦は9戦9敗。かと言って、たじろぐことなかれ。だって、オープン戦は、オープン戦。シーズンとは別物。

始まってみないとわからないけど、阪神は大丈夫な気にさせてくれる。でもカープの場合、点がとれへ〜ん。のは、昨年からの地続き。小園海斗、田村俊介、正捕手2年目の坂倉将吾には期待したいが、チームの課題は解決されないまま。

今日はシャイナーが19打席目にして初安打。お、おめでとう。


『プレジデント』(2024年3/15号
)に、ユニクロの柳井正さんと、ラクビー日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんの対談が。スポーツジャーナリストの生島淳さんが司会をし、原稿をまとめたとラジオで話してました。(「まとめて!土曜日」TBSラジオ、3月2日)

 

対談の最後、生島さんは柳井さんに「リーダーでい続けることって、どういう感じなんですか?」と聞いたそうだ。

すると、「リーダーは居心地悪いですよ。居心地いいことなんてないでしょう」という言葉が返ってきたという。

そして、エディさんは「居心地をよくしたらダメだ、選手がそこに安住してしまう」と。


この言葉を聞いたとき、一部の選手たちにとって、居心地よさそうに見える=生ぬるい状況だった昨年のカープがすぐ浮かんだ。

野間峻祥や上本崇司、田中広輔、會澤翼らは、他球団にいたら、ここまで重用されるのかなと思わされた。


先日の欧州代表戦。金丸夢斗(関西大学)と中村優斗(愛知工業大)の無失点リレーで始まった3月7日の第2戦。西川史礁(青山学院大学)も守備で完全試合をサポートするファイプレーを見せた。

井端監督の「これから」を見据えた大学生の起用は、プロの選手にも刺激を与えた。

あの代表戦で感じた心地よいヒリヒリ感、野間や上本からは感じられない(田中にはまだヒリヒリしたものを感じるが。もうスタメンを飾る選手ではないと思うけど)。


昨年の話ではないけれど、2022年に現役を引退した白濱裕太がほぼ2軍専門のポジションで長くチームに在籍していたこと、チームや一部のファンから暖かく見守られていたことは、まだカープファンとして年数の浅い私には驚きだった。これって、プロの世界なの?って。

「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい」と新井さんは言っているけれど、また昨年みたいに「優先席」を用意される選手がいないか、引き続き警戒中です。

競争のないチームは、優遇されない(=結果を出してもチャンスを与えられない)選手にとっては、別の意味で居心地悪い。
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