2023年11月25日

選手とコーチは他球団からも求められるひと希望


11月24日に発表された来季のコーチングスタッフ

三好匠の新加入はすでに聞いていたが、それ以外、見事に(「みっごとに」と強調したい)変わりなし。得意の入れ替え作戦のみ。やっぱりかー。

プロ野球ではコーチ人事を「組閣」と呼んだりしますが、ほんとに今の政府のよう。「適材適所」というより、仲間うちで回している感じがそっくり。


今のカープのコーチ陣の中で、他球団からも求められそうな人材はいったい何人いるのか。オリックスの水本ヘッドコーチや、先日のアジアプロ野球チャンピオンシップで日本代表のコーチに声のかかった梵さんのように。

FA宣言しないで残留を決めた上本崇司や磯村嘉孝が「取りに来る球団もないので」「行くとこないので」と自虐的に(素直に)話していたが、コーチ陣もそういう人、多そう。

カープだから務まっているって、お友達内閣か。それ、プロなのか。


とりわけ打撃コーチはテコ入れしてほしかったが、朝山コーチはそのまんま。三軍配属になった迎コーチと入れ替えで、小窪コーチを配置。小窪か~い。

カープ歴が浅い私には、小窪に名幹事(選手会長)のイメージはあれど、プレーヤーとしての記憶は、代打の打席でフォアをとってガッツポーズをする人。

いえ、いいんですよ、フォアで出塁することも大事ですよ(今季の阪神を見よ)。でも、フォア狙いで、はなから逃げてる感じがしてしまっていた。


そんな小窪も、カープ在籍時、コーチを打診されたとき、「カープの野球しか知らない自分はこのままコーチになってもいい指導はできない」と、カープを出て、独立リーグを経てNPBに返り咲き、ロッテでユニフォームを脱いだ。

あのときの小窪にはガッツを感じた。ロッテで初めて1軍起用された日、ホームランを打ったことにも感動した。

なんですけど、2022年から、カープのベースコーチとして立っているときの雰囲気のなさに目が泳ぎそうです。

小窪に打撃教わりたいですか? とくに若手へのアドバイス、がんばらなくていいから。そっとしておいて。そんな気持ち。もしかしたらすごいコーチング能力の持ち主だったとしたら、喜びますとも。


今季2位だから、コーチもこのままで。って、普通そうなりますわな。ただ、阪神と11.5ゲームですよ。ヤクルトと中日の不振に助けられての2位だったことを忘れるでないぞと球団に言いたい。

あ、球団は優勝する気ないから言っても無駄か(でも言おう、何度でも言おう)。どこまで新井さんの考えが反映されているんだろう。新井さんもこれでいいと思っているんだろうか。

とにかく選手には、自分の頭で考えて、自力でがんばってと言いたい。プロならば。