前田健太がタイガースと2年契約。
「カープ復帰」がまことしやかに噂された時期もあったが、それはマエケンにとっては本意でないと思っていたので、メジャーでの移籍先が決まって、よかった、よかった。
マエケンが戻ってきたら、カープ的には補強になったかもしれないけれど、なんとなく、徒党を組んで親分風吹かせそうで。そういうの、今のカープにいらないと思っていたので、その意味でも、ホッとした。
選手間のパワハラが問題になっている楽天のことを思えば、親分風なんて可愛いもんだが。しかし、菊池涼介は松山竜平をキックするのはやめた方がいいと思う。喜ばしいシーンで、人目につくところでやっていることではあるが、痛いから!
「新監督は新井さん」のニュースがよく取り上げられた1年前(おもに広島界隈で)。2年前は、日ハムの新庄剛志新監督が、全国的に話題になっていた。キャラクター的に話題に事欠かない二人。
今オフ、新しく監督に就任したのは、巨人の阿部慎之助監督(字の並びを見ると助監督と間違えてしまう)と、ソフトバンクの小久保裕紀監督。どちらも1軍ヘッドコーチ、2軍監督をつとめた王道コース。
小久保監督は日本代表監督をつとめていたとき、言動からそういう器でない感じがしていたので、え~というのが率直な感想。それでも、2軍では、昨季2位、今季1位と結果を出しての監督就任。文句のつけようがないコース。
しかし。監督就任の会見で、「(今のチームは)強いことも大切だが、美しさが欠けている」と発言していて、頭の中が????に。美しさって?
身だしなみやグラウンドでの振る舞い、インタビューの受け答えなども含めてのことだそうだ。そら、そういうことがちゃんとしていると気持ちがいいが。大事なことかもしれないが。見た目のことだけを指しているのではないだろうが。
選手にとっては、「ちょっと面倒くさいこと言う人来た」って感じになってないか。なんか立浪監督に近いものを感じてしまった。選手をコントロールできる(したい)と思っていそうなところが。
髙橋光成や今井達也らが、思い思いの髪型で、タテガミなびかせるようにマウンドに立っている西武というチーム、私は好きだな。
11月4日、ソフトバンクの秋季キャンプで、小久保監督が「これで1軍の選手に勝てるのかな」と話していたという記事を読んで、やっぱり! と思った。(「日刊スポーツ」)
選手への奮起を促す意味をこめての言葉かも知らんが、この選手のモチベーションを下げるような物言い。さよう、思い出します、佐々岡さんを。
2020年11月24日、みやざきフェニックスリーグを視察した佐々岡監督。小園海斗について、「存在感がまったくない。何も感じない」とコメントした佐々岡監督。
ソフトバンクはどんな1年になるのか。がんばれ、藤井皓哉!
かたや、阿部監督。秋季キャンプ中、12人の若手投手に「昨日の日本シリーズを見たか」と、こんな話をしたという。(「Full-Count」)
日本シリーズ第5戦で、宇田川優希が逆転打を許した後、マウンドに集合した野手陣。
「野手陣が励ましていたのか、慰めていたのかはわからないけど、僕には〈お前大丈夫だ〉〈お前は悪くない〉〈お前で勝ってきたじゃないか〉と言っているんじゃないかと想像した。技術はもちろんだけど、そう言ってもらえる人間、選手になってほしい」
なんか、意外といいじゃないか、阿部監督。
わざわざ負けに行くような采配・選手起用をちょいちょいするなど(CSファイナルでもなっ)、問題を感じるところはあるが、新井さんは明るい。そこは、いいかな?