11月16日、プレミア12のオープニングラウンド/チャイニーズ・タイペイ戦(台北ドーム)、3対1で日本が3連勝。
今大会ではピッチクロックが採用されているのに、試合時間が長く感じるのはなぜ? 19時始まりのせい?
2023年、MLBでピッチクロックが採用されると聞いたとき、せちがらいなと思った。あの間合いが味わいあるのに、と(大相撲の立ち合いもね)。
採用されてから試合時間が平均25分前後短縮されたと聞いても、その程度?くらいに思ってた。
しかし先月、ワールドシリーズの中継を見たとき、試合がテンポよく進んでストレスなかったのは事実。
プレミア12では、走者なしの場合は20秒、走者ありの場合はなし。 MLBは走者なしで15秒、走者ありで18秒と、微妙に違いはあるのだけど。
そこで、はたと気づいた。今季のカープ、終盤を除いては、投手陣の防御率が高く(失点は少なく)、打線は点が取れず、21時前後に終わる試合が多かった気がする。
その体感が残っていて、3時間以上かかる試合を長く感じたのかも? あうー。凛とした投手陣と、点とれへん打線を思い出し、目がうつろになりそう。ボヘ〜。イヤ、もうこんなの!
今日も坂倉将吾が9番スタメンマスク。日本代表(若手版)の正捕手です。山本祐大が骨折していなかったら、どうなっていたんだろう。
1回、森下翔太の犠牲フライで先制。
2回、辰己涼介のタイムリーで、もう1点。
4回、本日ショートスタメンの源田壮亮が、自身代表初ホームランで、3点目。
身体の強さを感じるプレーで今年ブレイクした矢野雅哉だが、源田の無理な力が入ってないショート、綺麗。なんだこの安心感は。
坂倉も小園海斗もヒット1本ずつ。しかし坂倉という選手は打率ほど打っているイメージがない(前半絶不調だったとはいえ)。やっぱり打者は打点をあげてなんぼのもの。得点圏で打ってなんぼのもの。
日本は残塁が多く、圧倒的なものを見せるところまではいかなかった。それでも9回2アウト、小園がヒット。で、2盗を決めて、ボールがこぼれたすきに3盗。
辰己のセンターフライは好キャッチされて3アウトになるものの、シーズン中の新井カープの「失敗してもいいからどんどん走れ」のたまものを見た気持ちになった。小さないいこと見つけた日記。
2019年のプレミア12で初めて見た、チャイニーズ・タイペイの勇ましくて亢進的な応援は、衝撃的だった(昨年、夏の甲子園での慶應高校も)。
今日は、球場のせいなのか、カメラのアングルや音響のせいなのか、そこまで感じなかった。
初回で耐性ができたってことか。人間、1度目の感動はなかなか越えられないものが。
初回で耐性ができたってことか。人間、1度目の感動はなかなか越えられないものが。
カープやDeNAのエモーショナルな応援も好き。でも、ワールドシリーズの、鳴り物ないのにとってもエモーショナルな空気のスタンドを見るのは楽しかった。試合以上に、あの雰囲気を感じたくて見ていた。
日本って静寂を楽しめないのかな。とある城下町の商店街や温泉、レストランなどで、ことごとくBGMが流れているのを聴くと、これ、いる?と思う。そっとしておいていただけまいか。
そんなことないはず、侘び寂び文化。あれ? おかしいな。
アジアの野球とMLB、野球観戦文化が違っていて、面白いな〜。