今日、日本のプロ野球のガラパゴス化をますます感じたこと、2つ。
日本代表が、秋季キャンプ中のカープと練習試合(サンマリンスタジアム宮崎)。11対14でカープに勝ったものの、カープに14安打される(カープは日本代表に18安打されたのだが)。
隅田知一郎が3回持たず9失点。松山晋也が2失点(自責1)。その日の調子もあるだろうけど、ピッチクロックやWBC公認球へのアジャストも影響したのでは?
普段やっていることとは違うことを、あの緊張感高い国際大会で付け焼刃でやるのって、普通に考えて、大変そうだ。
2024年のプレミア12でも、楽天の早川隆久が苦戦していた。
もっとも、解説の前田健太によると、MLBと違って、どこにいてもタイマーが見やすい位置に設置されていたわけではなかったようで、その影響もあったかもしれないが。
なんでもMLB(アメリカ)に合わせることはないけれど、本気でWBC連覇を狙っているなら、球界全体あげてのバックアップが大事と思う。
毎回、使用球へのアジャストについては問題になっているし、間合い好き放題の日本のプロ野球になじんでる選手には、ピッチクロックって落ち着かなさそう。
もちろん選手の素晴らしいプレーには期待しているけど、連覇はあんまり期待せずにおこうと思ってしまう。あんまりにもNPBが牧歌的すぎて。アメリカも今度は本気出して、選手出してくるだろうし。
もう一つは、NPBが長嶋茂雄賞創設することに決めたという話。今年6月に89歳で亡くなった長嶋さんの功績を称えて、来季からスタート。走攻守でファンを魅了した選手に贈られるもよう(ざっくりと)。
トリプルスリー的な活躍した選手とか? そこまでではなかったけれど、今年なら周東佑京とか近本光司とか??
でも、もう一つの選考対象、「プロ野球の文化的公共財としての価値向上に貢献した野手」とまではいかないか。(「読売新聞」)
沢村賞はすっかり定着しているけれど(来季から条件が甘くなるようだけど)、そこまで無理して与える賞なのかな、と。首位打者、盗塁王、ゴールデングラブ賞という十分名誉あるタイトルがあるわけだし。
若くはない私ですが、長嶋さんの現役次第の華々しい活躍については臨場感がないです。きっと、ものすごく魅力的な選手で、プロ野球人気を盛り立てた球史に残る方なのだと思う。
ただ、「あの頃はよかった」族が、創った賞のように思えてしまう。ただでさえ、野球人気が降下中の今。昔の世代の人の賛同は得られても、若い方にはピンとくるのかな?
今なら、「大谷翔平賞」の方が、夢もある、世界も広がる(いや、該当者がいるのか心配になってきた……)。
なんとなく、閉じた世界で喜んでいるように思えてしまう。のは、巨人ファンじゃないからでしょうか?
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