試合のないオフは寂しいもの。それでも毎年、オフにはオフの話題があって興味は尽きず、シーズンまであっという間という印象だった。
それが今年は……。シーズン終わって、野球が見られない寂しさは感じつつ、カープの試合を見なくてすむことに、ちょっとホッとしている。
秋季キャンプ、契約更改、タイトル、GG賞、ベストナイン、現役ドラフト等々、まだこれから発表されるものもあるけど、こういう情報にも今のところ、昨年までより心弾む度が低下してます。
それもこれも、新井さんの方向音痴な舵取りの3年間に加え、佐々岡さんの考えなしの3年間、緒方さんの閉塞感満載の最終年が蓄積された、脳の疲労のような気がします。こういうのが慢性疾患につながる。選手同様、ファンにも休みが必要です。
新井さんの言葉も、めっきり響かなくなりました。「若手にも(平等に)チャンスはある」みたいなことは1年目のときにも聞いたけど、3年経った今頃になって、若手を育てなくてはモードになって。遅いねん!
すでに就任直後、「カープは家族」という言葉を躊躇なく使ってた時点でプ、ロのチームを率いる監督に向いてるのか疑問はあったけど。
でも、なんでだろう? 元ロッテのバレンタイン監督が「チームがファミリー」と公言しても、そんなに拒否反応がないのに、「カープは家族」と言われると眉をひそめたくなるのは。
年功序列とか、よそから来た人に排他的な日本の風土を感じるからでしょうか? 一見耳障りいいけど、世の中、もめてる家族って少なくないみたいですよ?
それもあるけど、ロッテはバレンタイン監督の2005年にリーグ優勝して日本一、結果を出してるから!
カープは2年続けて大失速。そら、慢性疾患にもなります。仏の顔も3度までだかんな!
11月22日、天皇杯で優勝したFC町田セルビア。チーム創設36年目にして初のタイトル獲得。
2023年、サイバーエージェントがメインスポンサーになり、青森山田高校サッカー部で名匠と呼ばれていた黒田剛さんが監督に就任。
えっ、高校の監督がプロのチーム? と驚いたけれど、2024年にはJ1に昇格。町田旋風を巻き起こして、いきなりリーグ3位。
やっぱりフロントが変わると、チームが変わる。
これまで、どこかパスをつなぐ美しいサッカーがよしとされている日本のサッカー界で、フィジカル重視の町田のサッカーはファンの間でも物議をかもしたみたい。でもそれは、「勝つためのサッカー」をグイグイやっているということ。
補強もコーチのテコ入れにも消極的な優勝する気のない球団と、点を取れないカープとの対比が重なって見えてしまいます……。
国会で台湾有事について迂闊な発言をして、外交上の状況が日々悪くなっているのに、そのことわかってるのかな? という総理大臣と、的確な進言をできない周囲の人たちのことも、カープと重なって見えてしまうオフ。暗っ。暗っ(2回言った)。
そんな慢性症状を打破するのは、やっぱり選手の活躍だと思うんです。魅力あるプレーヤーが増えてほしい。その希望は捨てずにおこう(起用する側の問題も無視できないがー)。
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