2025年11月27日

前田健太は話し過ぎ?


11月26日、前田健太が楽天と契約合意

在京球団への移籍が噂されていたが、マスコミ報道って蓋を開けるまでほんとに当てにならない。現役ドラフトの予測記事とかも。

昨年オフ、前田が「もう一度日本でプレーしたい。最後は日本でキャリアを終えたい」と公言していたときから、ちょっと眉をひそめていた。


まだメジャーでプレーしているのに、今から就職活動の伏線敷くの、やめてほしい、と。

プロ選手にとって、自分のキャリアのためにアピール活動するのは大事なことかもしれないけど、もうメジャーでのプレーを終わりにしたいと言っているようなもの。

そんなメジャーリーガーいます? 黒田博樹だって、ひっとことも「カープに帰りたい」なんて言わなかった。ハードなメジャーでローテを守り(しかもドジャースとヤンキースで)、考えに考え、カープのユニフォームを着て終わるという劇的な選択をしたから、ファンはいっそう心動かされたたんです。

前田が今から安全な道作ってるみたいで、私はすごく嫌だった。もっと普通に、オファーがあってから発表すればいいことなのにって。


「日本でもう1回プレーしたい思いがある。ボロボロになって帰るよりも、しっかりとチームに貢献できる状態で日本でプレーしたいと思っているので、それが、2026年になるかもしれないと思ってはいます」
と、昨年12月14日、テレビ東京の「スポーツリアライブ」でも前田は語っていたようだ(「安芸の者がゆく」さんのサイトで知りました)。その心情は、わかる。

そんでまた、VTR出演した大瀬良大地投手が「そうなった場合はカープですよね? それはもう恩義を感じて帰ってきますよね?」と言っていたところが、また嫌だった。

カープが前田にオファーを出すかどうかもわかっていないのに。


NPBで2度の沢村賞、メジャーでの経験も、若い選手によい影響を与えてくれるかもしれない。

黒田博樹がカープに復帰した2015年と2016年、黒田はプレー(と準備)で、若い選手たちにお手本を示した

でも、カープは若手の起用にシフトしていこうとしているとき。徒党を組むのが好きな、親分風吹かすような人が帰ってくるの、ちょっと違うと感じていた。


2015年の最終戦、CS進出を逃して号泣していた大瀬良に、前田はしきりに声をかけていた。それは二人の距離(仲良さ)がそうさせたのだろうけど、黒田はそういうことはしなかった。

2022年10月1日、パ・リーグの最終戦。西武戦の同点11回で、ソフトバンクの藤井皓哉が山川穂高にサヨナラ2ラン浴びて、オリックスの優勝が決まった。

藤井と海野隆司、若いバッテリーは試合が終わってからも涙が止まらなかった。二人にポンポンと肩をたたく選手はいても、必要以上に声をかける選手はその場にはいなかった。それでいいと思うの。

前田の楽天への移籍は意外というか新鮮だったけれど、楽天ファンの方にも好意的に受け止められているようなので、ぜひ活躍して、「やっぱりマエケンすごい」って、私たちも喜ばせてほしい。

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