8月20日、ヤクルト戦・第1戦(マツダスタジアム)。
今日こそ長野久義が1軍に……とオーダーを見ると、またですよ。名前がない。思わせぶりな発言をしていた首脳陣ですが、ほんとに煮え切らない人たちです。
かわりにサンタナの名前が。ゲレーロ、ビシエド、バレンティン……と、濁点が妙に迫力感じさせることの多い外国人選手ですが、サンタナ。なんだか素敵な響き。カーニバルとか始まりそう。
先発のジョンソンは3回までに3失点。しかしその裏、石原慶幸のまさかの2塁打を皮切りに1点。
4回には、小園海斗とサンタナのタイムリー、ヤクルトの失策ありで3点追加して逆転。
ジョンソンはこの日も球数多くなりつつも、6回3失点のクォリティスタート。もう1イニング抑えてほしかったが、ここで交代。
本人も投げる意志があったようだから、ここはまかせてほしかったのだが。なんだか選手の気持ちとフィットしないベンチの采配がまた垣間見える。
7回は菊池保則。安定の菊池。ありがとう菊池。
その裏、満塁の場面で松山竜平がまた凡退(毎日のように見ている光景)。
メヒアがフォアを選び押し出しで1点追加したが、続く小園は凡退。もったいなかった。
8回、中村恭平がいきなりの死球ありで、山田哲人の2ランを浴び、同点に。代わった今村猛も2ランを浴び、逆転される。
9回、レグナルトがフォアを皮切りに1失点。レグナルト、出るたび打たれている。裏目裏目の継投が続く。
3点差で迎えた最後の攻撃。西川龍馬がデッドボールで出塁。
菊池がヒットでつなぐ。逆転の導火線になるようなヒット、ここぞというときに打ってくれる、それが菊池。
ここで鈴木誠也の打席。走者がいると打たない鈴木。そんなネーミングをふっとばす3ランで、同点に! ここぞの4番の仕事をしてくれた。この日の打順は3番だけど、私の中では誠也は4番。
代打の小窪哲也はさておいて、野間峻祥に打席が回ってきた。
いつもなら、「こういうことがあるから松山を代えるのは早すぎた」と思うのだが、チャンスの場面で打たない松山(おまけに判断がもう一歩足らずで外野フライをヒットにする守備の松山)。
だから今日は野間でよし。と思ったところに、フォアで出塁。
なんだろう。一つ一つ、ピースがはまっていくこの感じ。
そこで小園がプロ初のバントを決めた。PKを外さない、みたいな、いい仕事。フルスイングもいいけど、バントも決めるぞ、いいぞいいぞ小園。
そして、前の打席を3球三振で終わったのはこの逆転劇の布石でもあった。三好匠が自身初のさよならタイムリー。野間の激走も効いた。もう、わっしょいわっしょいです。
独走しているかのように見える巨人ですが、話にならないほど鉄壁の強さがあるわけではない。
それは昨年のカープのごとく。他チームがふがいないところも大きい。まだつけいるスキはあるはず。
この日、田中広輔はベンチ入りしていなかった。緒方監督が新しいことをやるのに恐ろしく時間がかかる人だということは知っている。
長野を1軍に呼ぶのにも、おそろしく時間をかけているが、時間の問題のような気がするのだが、まだ時間をかけるのだろうか。
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●まだ消化試合には早すぎる。遅くなってもしないよりマシ。