2020年3月6日

無観客試合、プロ野球と高校野球


無観客試合のオープン戦、2月29日から着々と進んでいます。いつもと違った状況で、選手たちのモチベーションにどんな影響が出るのか、興味がありました。

2月29日、ナゴヤドームでの中日戦。鈴木誠也は「初めてのことでしたが、今後慣れてくると思います。でも、いつもはお客さんが入った中でやっているので、モチベーションを保つのが難しいかな」と語っていました。(「スポーツ報知」)

うん、そりゃそうだ。プロ野球は「見せ物」ですもの。

ところで、観客の声援や鳴り物の応援のないゲーム。当然のことですが、打球音や選手の声がよく聞こえているようで、そのことはかなり魅力的。

選手たちの「オーエ」というかけ声が響いているのを聞くと、これって部活の世界! と、懐かしくなりました。



部活といえば、春のセンバツ高校野球。3月4日に、無観客で開催する方向で調整と発表。

他のスポーツの高校の全校大会が軒並み中止となった中で、高校野球の特別さが浮き立つ。これはもうプロ野球扱い。

一部の不祥事を起こした部員のために出場を辞退することになったチームの話を聞いて、それ以外の選手のこれまでが台無しにされることに憤りを覚えたことは、過去に何度もあります。

一生懸命練習を積み重ねてきた生徒さんたちの出場機会が奪われることを望んだりなんかはもちろんしていません。

ですが、資金力・長い歴史・メディアの露出等々、高校野球は他のスポーツとは段違いなものになっている。運営側がそんな高校野球を特別なものと思い込んでいるような異様さを常々感じています。

3月11日に最終判断をするとのこと。決断を下すのはとてもとても難しい状況なのだけど。目前に迫った大会をどうするか、まだ決められないでいる大人たちにも、素朴に驚いています。


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