2020年3月9日

本番と空気


3月8日、西武とのオープン戦(マツダスタジアム)。

西武の山川穂高は1号ソロを放った後、無観客の中、テレビカメラに向かってお決まりの「どすこい!」ポーズを決めたそうだ。おっ、やってくれましたか。

が、「アホっぽくて恥ずかしかった。やはり、お客さんがいてこそ」と語っていた(「Full-count」)。

シーズンがもし無観客で始まることになったら、どすこいポーズはどうなるのか。ないならないで寂しい。どうでもいいこと日記。

同じ日、大相撲の3月場所が初日を迎えた。夕方、何気なくラジオをつけて中継に行き当たったのだけど、あれ? やけにアナウンサーと解説者の声がクリアに聞こえるな〜と異様な気配を感じて気がついた。

そうだ、今日から無観客試合が始まったんだった。と、テレビ中継をつけてみた。



想像していたこととはいえ、野球以上にシーンと静まりかえった会場。行司さんの呼出の声が異様によく響き渡る。これはこれで味わい深かったが。

客席にはお客さんがまったくいないとはいえ、土俵上、対戦相手は目の前にいて、取組自体は成立していて、粛々と進行していく。

でもまぁ、ふだんの稽古のときもお客さんがいない状態でやっているわけで。

「本番は練習のつもりで、練習は本番のつもりで」と申しますように、プロたるもの、どんな状況でも勝ちを狙ってたたかっていくわけですが。

中継が見られれば御の字と思っていましたが、お客さんがいないとやっぱり寂しいですね。大相撲もプロ野球も。

見る人がいるあの空気も含めてのゲームなのだと知らされる無観客試合。


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