2020年5月16日
佐々岡監督へ。選手起用は吉村知事のようにスッキリと。
5月14日のブログで、 大阪府の吉村知事について書きました。
新型コロナの緊急事態宣言について、解除の具体的な基準をなかなか示してくれなかった政府に先駆けて、独自の3つの基準(大阪モデル)を作った吉村知事。
誰も基準を示してくれない中、発表するのは勇気のいること。
でも、それも一つの実験と考えて、そのつど修正していけばいいことだと思うんです。失敗を恐れて、完璧なものを目指して、えんえんと出来ないままより。
緊急事態宣言が出されたときから、おそらく多くの人が、どういう状態(数字)になったら解除すると政府は考えているのか、知りたかったはず。
吉村知事が大阪モデルを作ったのは、「府民のみなさんにわかりやすいように」が起点になっていたと思うんです。
吉村知事の今回の仕事が評価されているのは、吉村知事が奇抜なことをやったからではなく、当たり前のことをしてくれたからだと思うのです。
選手の活躍もあってリーグ3連覇していたときは目につかなかったけれど、監督やコーチの状況判断のちぐはぐさがあらわになった2019年のカープ。
景気や世の中が安定していたときは問題にならなかったけれど、新型コロナの感染拡大をきっかけに、政府や省庁の状況判断の遅さ・ちぐはぐさが一気に露呈した。
たとえばPCR検査を1日2万件に増やすと声にしながら、数ヵ月たっても状況は変わらなかった。新型コロナに関する政策を見ていると、これまでと違ったこと・新しいことを取り入れるのがものすごく苦手に見えた。
2019年の前半、緒方監督がコンディションの悪かった田中広輔や松山竜平、中﨑翔太を使い続けたモヤモヤと重なる。
2軍で結果(数字)を出した選手が、なかなか1軍へ声がかからないことも多々あった。数字が大きなものを言うプロの世界なのに。
これでは2軍にいる選手のモチベーションも下がる。1軍にいる選手にとっても風通しの悪さが伝わる。
結果(数字)を出した選手を1軍にあげる(スタメンで使う)という具体的な基準がはっきりしていないと、選手も、ファンも、ものすごくモヤモヤする。もちろん数字だけではかれないものもあるけれど。
新型コロナを乗り切るために、「みんなで一つになって」と感情に訴える言葉を今の政府は何度も口にするけれど、PCR検査や感染者、病床の数(具体的なデータ)はどうなってるの? とモヤモヤした人も少なくなかったと思います。
データを基準にして判断するという当たり前のことが出来ていなかったからモヤモヤした。今の政府にも2019年のカープにも。
今シーズンから指揮をとるカープの佐々岡監督は、どんな采配を見せてくれるでしょう。
昨年の投手コーチぶりを見ていると、期待する気持ちは若干控えめですが、決めつけるのはまだ早い。
佐々岡監督。昨年の監督の手法に引っ張られることない選手起用をしてくだされ〜。
来てくださってありがとうございます
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