2020年9月23日

巨人にサヨナラ負け。惜敗じゃない、当然の負け。


9月22日、巨人戦(東京ドーム)。5対4で、サヨナラ負け。

スタメンのオーダーを見て、違和感。前日、2番だった田中広輔が1番に。2番は菊池涼介。

たしかに最近、田中の打率は上がっているが、このところ、1番として献身的な働きを見せていた(足も速い)大盛穂を8番に置くとは。

「タナ・キクのよかったころよもう一度」的な発想がいまだに残っているような、昨年、緒方監督が現実を無視して組んだ「理想のオーダー」を思い出して、いやな感じがした。


巨人の先発・菅野智之、1回から気合入ってます。一流は不要に手を抜いたりはしないだろうが、こんな弱いカープ相手に必要以上の気合を感じる。

いや、弱いカープ相手だからこそ、絶好のチャンス。さらに上のノーヒット・ノーランを狙っているのでは。守りも引き締まって、チーム全体で菅野をアシストしている感が。狙われてます、カープ。

カープの先発・遠藤淳志もよかった。1回2回、三者凡退と上々のスタートを切るものの、3回、2点先制される。

菅野のノーヒット・ノーラン達成を阻止したのは、意外と早かった。4回、長野久義が3ランで、2対3と逆転。

ところが5回、岡本和真に2ランを浴び、4対3と逆転される。

遠藤は最初、菅野と互角の勝負をしているように見えたが、菅野の底力というか地力の違いを感じさせられる。


6回・7回・8回と、両チームゼロ行進。

9回、菅野から変わったデラロサから坂倉将吾がヒットで出塁。松山竜平のヒットで、代走の曽根海成が疾走してホームベースにヘッドスライディング、素晴らしい!

同点となり、ここで菅野の連勝記録がストップ。

9回裏、フランスアがすっぽぬけのボール(いやな予感)の後、石川慎吾にヒットを打たれる。波がひたひたと向こうに。

続く大城卓三がバント失敗。まだ波はとどまったか。

しかし、フランスアが1塁けん制に悪送球、ランナーを3塁まで進塁させる。そして、タイムリーを打たれ、終了。


数字だけ見ると、菅野相手に善戦? いや、同点までが関の山。そこを打ち勝てない。とうてい惜敗と呼べない巨人との力を見せられた試合でした。

巨人のチーム内の競争が活きている感じ、いいですね。カープのよどんだ空気とは違って。

そりゃ、そうだ。活躍した選手に活躍の場が与えられなかったり、結果が出ていなくても過去の実績ある選手が重用されたり、評価基準がバラバラであいまい。そんなベンチでは、凛々しい緊張感ある空気は生まれないだろう。

当然のようにカープは負けた。悔しさも中くらいなりおらがカープ。

敵といえど、強いチームの試合を見ることができるのは、いいものだ。なんて、どうかファンに言わせないで。


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