本日の西武との交流戦は延期に。明日、26日の試合も延期が決定。
ところが、27日は開催を準備しているとのこと。いろいろ事情や思惑はあると思うが、なんだか中途半端だ。
保健所から、「陽性者との接触状況から今後も新型コロナウイルス感染の可能性を否定できない」との判断を受け、2試合の延期を決めたとのこと。
さすがに強行しなかったことにはホッとした。なのだが。
政府も、新型コロナ関連で、たとえば緊急事態宣言を出すかどうかというとき、「専門家の意見を聞いて」と、よく呪文のようにとなえている。
もちろん、こんな未曾有の感染症を前にして、専門家の意見を頼りにするのは当たり前のこと(専門家にだってまだ新型コロナについてわからないことはたくさんあるだろうけど)。
そう言いつつ、専門家の意見も聞かず(専門家も強くは言えず)、GoToトラベルキャンペーンなんか強行して、感染拡大させたりもした(普通に考えれば、感染拡大するのは予想できた)。
でも、わからないことが多いなりに、1年以上コロナとつきあってきた私たち。少しはこれまでの経験をもとに、自分の頭で判断できることもあるはずだ。人ごみに出かけるのは避けた方が今はいい、とかね。
球団も、NBPも、保健所の判断を待って、当日の午前中に試合開催の判断を先送りした。
12人もの感染者が続々と出ていたこと、西武の選手・スタッフが前日に遠方から移動してくることを考えただけでも、今日の延期だけでも早めに自分たちで判断できたはずだ。
西武の応援に東京からかけつけたファンの方もいたようです。「(中止か)はっきりしなかったので来るしかないかなと。昨日わかっていれば中止していたんですけど、(発表が)きょうの朝だったので」(「テレビ新広島」)
保健所や専門家の判断を盾にして、自分たちで考えるのをやめていたのは、運営する側として、あまりに心無いことだと思う。