2023年12月3日

いい人がイイわけじゃないけど


マクブルーム、デビッドソンに続いて、ターリーとアンダーソンも再契約なし。

アンダーソンはほんとに来日初登板が鮮烈だった。この選手はカープの目玉になる! と息巻いたものでした。が、あの日を超える投球はその後、見られなかった。

今季は本人の希望でリリーフに転向。ロングリリーフも出来るし、心強いところもあったが、微妙な立ち位置ではあった。

てか、初登板の印象(とその後のギャップ)が強すぎるねん。なんだったんだ~、あの一日は。


ターリーはスリリング率も高かったが、ピシッと鋭く抑えてくれて、しびれさせてくれることも少なくなかった。ので、リリーフ層が寂しくなります。

新戦力とのかねあい、金銭面での問題など、いろいろあっての判断なんでしょうけど、ファンが口を挟む余地などないのは心得てますけど、別れを惜しみたくなる好人物な4人でした。

以前、知人が言ってました。その人の息子さんが彼女と別れたときのこと。知人はその彼女のことをすごくいい人で気に入っていたので、「もう私はあの子に会えないの~?」と落胆したという。ちょっとそんな感じです。


出場機会をもっと得たいと自由契約を選択した元巨人の中田翔が中日への移籍決定。よかったね。

て、素直に言えないものがある。日ハムで後輩に暴力ふるって、栗山・原ルートで巨人に移籍。中田本人のファンに向けての謝罪も会見もなく、日ハムも、巨人も、何事もなかったように済ませたあの一件は忘れまじ。

楽天の安楽のパワハラ問題にはかなりどんよりした気持ちになったが、いまだ中田問題もどんよりします。


秋山翔吾がカープに移籍したとき、当時ームメイトだった長野久義のことを「野球選手にもこんないい人いるんだと思った」と、ラジオで話していたことがあった。

長野の好人物ぶりはよく耳にしますが。それはそれとして、「野球選手って、そんなにいい人いない世界なの?」と、逆にびっくりした。勝負の世界、いい人がいいと限らんとしても。


中田は立浪監督からも期待されているようで、選手としては何よりなこと。でも、中日って、なんとなく見境がなくなっているような。

白米禁止とかベンチでの私語禁止とか、実態はわからないが重たい空気のイメージの磁場に引き寄せられるように、重厚感のある中田が中日へ。

中田は「チャンスの場面で打つ」イメージ。相手にするには嫌な打者。守備も上手い。まだまだ嫌がられてほしいです。

でも、ファンへの挨拶ひとつもなかったのはいまだ腑に落ちない。WBCで尊敬を集めた栗山監督だったが、うやむやにしたそのマイルドさにもモヤモヤ。
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