2024年4月1日

DeNAとの開幕戦でハッキリしたこと


DeNAとの開幕3連戦。試合のアレコレはさておいて、気に止まったことが二つあった。

一つは、どんな選手を選ぶのかが大事という当たり前すぎること。それくらい度会隆輝のデビューは鮮烈でした。

オープン戦での調子のよさは聞いていたが、それが本番に入っても続行。2試合続けてホームラン、2試合で5打点(3戦目はノーヒットに抑えましたけども)。

まぶし〜。こんな選手がいてくれたらと思ってしまった。ドラフトで競合した中日とロッテもまぶしく感じているかも(ところで常廣羽也斗はいつ姿を見せてくれるんだい?)。


DeNA、いい選手とったな、と(1位指名はくじ運もあるけれど)。カープのドラフトでは「打」ではなく「投」に比重が置かれているので、どうしてもその差は出てくるな、と。

「育成のカープ」と言われているらしいが、FA戦線に参加しないのだから、そら生え抜き選手が主力になりますわ。ちゃんと育てられてるかどうかは別問題。

度会クラスになると、育てるも何も、自分で育っていくだろうから(小園海斗もね)、まずスカウトの見る目がしっかりしてないと、と強く思った。


もう一つは、外国人選手のこと。開幕直前、巨人のオドーアが退団。オープン戦での成績が振るわず、開幕は2軍での調整を提案したところ、本人からアメリカに帰国したいとの申し出。(「スポーツ報知」)

メジャー通算178本塁打。2022年まで8年連続2ケタ本塁打をマーク。プライドが2軍行きを受け入れなかったとしたら、ちょっと面倒な話とも思うけど。

鳴り物入りで獲得した選手も、結果がともなわなければ2軍行きを命じるというスタンス。

開幕前、「サタデースポーツ」のセ・リーグ監督座談会で、「ベテランだろうが、勝つために言うことを聞いてもらう時は聞いてもらう。そこに情を入れていたら、やっぱり勝てない」と厳しい表情で話していた阿部監督。

「采配に情は入ってしまう」新井さんとは対照的だったのだ。


オープン戦からこれぞという結果の出ていなかったレイノルズとシャイナー。新井さんは「オープン戦はオープン戦。とくに外国人選手は本番になるとガラッと変わる選手もいる」と、二人を開幕スタメンに起用。(「スポーツ報知」)

とくに外国人選手の場合、まず日本の野球に慣れてもらう時間も必要。待つ姿勢が大事になるときもあるかもしれない(若手もね)。

その結果を待つ前に、2試合でシャイナーは右手中指の剥離骨折、レイノルズは左肩痛で同時登録抹消。

「開幕連敗の広島に非常事態」なんていう見出し記事もあった(「デイリースポーツ」)。二人には元気でいてほしいと願っているが、ファンからすると、さほど非常事態とも感じなかった。

偶然とはいえ、外国人選手抜きで戦った3戦目、連敗が止まった。


外国人選手の起用についてと前置いたけれど、平たく言うと、選手起用の話になる。巨人は阿部監督になって、新しいチームで優勝とりに行くぞという気概を、変化をなんとなく感じる。

人がたまに新しくなる(変わる)というのはいいことだと思う。どんな選手を起用するかがまず変わる。選手にチャンスが出てくる。

佐々岡さんから新井さんになったときも、人が変わるのはいいものだと思ったが、坂倉将吾を正捕手に置くという変化はあったが、それ以外、大きな変化は驚くほどなかった。

新井方式で、阿部方式で、どんな結果が出るのか、終わってみないとわからない。

もし新井方式でいい結果が出たとして、やっぱりワクワク度は低いと思うのであった。ヒリヒリしたものを見たいと思うのであった。
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