2024年5月30日

オリックスに2連勝! 森下・矢野・小園のヒーローインタビューが象徴的


5月29日、オリックス戦(マツダスタジアム)、14対0。

今日のお願いは2つだけ。森下暢仁に援護がありますように。リリーフ陣が休めるよう、できるだけ森下が長く投げてくれますように。

その願いが、あっさり叶うとは。予想を超える14点。先発の田嶋大樹からは6点。

田嶋からこんなに点を取ったことがあっただろうか(いや、ない気がする)。


森下は7回無失点。今季、7登板して全てハイクオリティスタート(自責2点以内)。どや!

14点リードでリリーフ陣を休ませ、プレッシャーのかからない場面で、ハーンの初登板までセッティングできた。

開幕序盤は、カープが好調に見えるとき、それは相手チームが不調なとき、だった。たしかに今、カープに勢いはある(当社比です)。でも、主力が何人も離脱しているオリックスのチーム状況の難儀さと背中合わせ。


1回、秋山翔吾ヒット、2番・矢野雅哉のバントがヒットになって(一生懸命走るって大事)、菊池涼介がバントで送って、1アウト1塁2塁。小園海斗のショートゴロで1点先制!

3回、先頭打者の森下ヒット。バッティングのいい森下(と床田寛樹)が交流戦のホームゲームで投げる日は、打線が1枚厚くなる、フフン。

秋山が進塁ゴロ、矢野のセンター前が前進守備を破り3塁打になって、2点目! おぉぉぉ。

田嶋の驚くほどすっぽ抜けの山なりワイルドピッチの間に、矢野もホームイン!

まだ終わりません。小園のヒットに末包昇大が共鳴して、4号2ラン! 一挙4点で、5対0。はじまりはいつも森下。


潤沢な援護を得て、森下、3回以降は5イニング連続三者凡退。オリックス打線が沈黙・・・(この日は序盤の3安打だけ)。

4回、會澤翼が2塁打。秋山のタイムリーで、6点目。田島は4回で降板。

6回、宇草孔基ヒット、そこから會澤、森下、秋山の連続タイムリーで、3点追加。矢野の犠牲フライでもう1点。小園の内野安打でもう1点。一挙5点。


7回、坂倉将吾と宇草の連打、會澤今日2度目の2塁打で、2点追加。途中出場の大盛穂の今季初安打になる2塁打まで出て、もう1点。一挙3点。

試合開始時は、「スタメンマスクはあくまでも會澤なのか~。そこはまだ切り替えられないのか~、石原貴規は~」と思っていたが、會澤先輩、今日、3安打3打点。

8回、ターリーよりも大きい198センチのサウスポー、ハーンが三者凡退でデビュー。球速い、制球も悪くなさそう。リリーフがまた1枚厚くなった。ハッチの話し相手も出来てよかった(おそらく)。


お立ち台には、森下と、矢野と、小園。これが今のカープを象徴しているようで、とってもよかった。

また投打で目立ってしまった森下は、床田いじり尽くしでスタンドを沸かせる。

「いつも前日、床田さんがいいピッチングしてるので、負けじと、がんばろうと思って、今日はマウンドに上がりました」

「(床田さんは)バッティングで結果残したいって言ってるんですけど、もっと打ってから言ってほしいなと思ってます」

「床田さん、怒ってるかな~と思って、打席で打ちました。床田さんのおかげです」

どんだけ仲良しライバルなの? 投打フィールディングすべて一級品の二人が引き上げあっていく感じがとてもいい。


「小園がまた打ちやがったので」と、お立ち台で名指しされていた小園は、「末包さんにプレッシャー与えようと今頑張ってるんで、このまま続けていけたらなと思います」と、名指し返し。

今のカープの快進撃(当社比です)は、末包が1軍に昇格して、4番小園と並んでから(1番秋山になったことも外せない)。

そして、小園とショートのポジション争いをして、周囲を認めさせつつある矢野(小園の打撃は別格ではあるけれど)。

チームの中で競い合いがあって、チームが動いて活気づいてく感じ。

今の状態だったら、「大量得点の翌日はたいてい負ける」というカープの法則をくつがえせるかも? 闘牛が静かなうちに・・・。

明日はリフレッシュした九里亜蓮に2勝目を!
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