9月5日(木)、DeNA戦(横浜スタジアム)、延長11回サヨナラ負け、4対3。
優勝を狙うチームがやってはいけないカード3連敗。
ダイジェストだけ見た人は、松本竜也のサヨナラの押し出しを見て、「あ〜、やっちゃったね」と思うかもしれない。でも、3連戦を見届けたカープファンに、松竜を責める人はいないと思う。
2対2、同点の11回。2アウトで途中出場の上本崇司がヒット、小園海斗が逆転タイムリー! ライトへの打球の対空時間が長い間に、上本走った走った!
先発が大量失点で、打線は1点取るのがやっとだった昨日まで。こんな逆転劇が見られるとは。
でも、1点では危ない。末包昇大デッドボールで1塁3塁も、坂倉将吾が見逃し三振。今日を通して、末包と坂倉が当たらなかったのは響いた。
打線の援護なく、床田は6回2失点で降板。この内容で、床田に「やってしまった」という顔をさせてしまう打線はいけないよ。
それでも、島内颯太郎、ハーン、栗林良吏、森浦大輔がゼロで抑えた。
リリーフ陣の厚さを思うと、延長戦になったとき、勝機はあると思った。11回、佐々木千隼から小園が逆転打。その通りになった(ここまでは)。
11回ウラ、ワンポイントで左の佐野恵太に塹江敦哉をぶつけたが、佐野ヒット。アウト1つとれなかったのは痛かった。
右打者が続くDeNA打線、まさか中﨑翔太をぶつけてくるんじゃあるまいな。いえ、松竜でした。がんばれ、松竜。でも、3連投ですよ。
オースティンはフォア。からのノーアウト1塁2塁で牧秀悟が同点タイムリー。
宮﨑敏郎申告敬遠でノーアウト満塁。しかし、代打・カープキラーの大和はインフィールドフライ。京田陽太はセカンドゴロで2アウト。ここまでよく来た、松竜。
でも3連投。疲れてますよ。伊東光にすっぽ抜けが続いて、サヨナラの押し出し。
打線が点を取ってくれていたら。森下暢仁とアドゥワ誠の大量失点がなければ。塹江が佐野を打ち取っていたら。審判がオースティンへのきわどい球に手を上げてくれていたら。松竜の疲れが見えたところでベンチが交代告げていたら・・・。
奮闘している松竜を見ていたら、過ぎたことが溢れ出してきた。若い投手に責任負わせるな。
だって、得点のチャンスはいくらでもあった。
1回、秋山翔吾2塁打で、野間峻祥は空振り三振、またランナーを進められず。3日連続で同じ幕開け。
この時点でフラグは立っていたようなもの。元気のない野間をスタメンさせるベンチの見る目のなさ。
5回、菊池涼介が牧のエラーで2塁へ。矢野雅哉のセーフティバントでノーアウト1塁3塁。野間フォアで満塁も、小園はセンターフライ。相手のミスに乗じることができないのも、3日連続。
ケイから伊勢大夢に代わった7回、小園タイムリーで1点返す。完封は免れた(こればっかり)。
8回、ウェンデルケンから菊池が同点タイムリー! 床田の負けが消えた。
2アウト3塁で、代打・堂林翔太。私には見える、空振り三振する姿が。不覚にも、早く松山竜平が復調して戻ってきてくれないかなとさえ思った。そして、本当に空振り三振。
10回、代打・田中広輔には「もういい加減してもらえませんか!」と思わず大きな声が出てしまう。もしご近所に聞こえていたら、家の中で喧嘩してるわけじゃないんですよと弁明したくなったほど。
伴走してくれていた巨人がついにヤクルトを完封、首位に。明日から中日3連戦。また松葉貴大。ドドドと転落の予感。
でも、何が起こるかはわからないのが野球。好転を願って応援、応援。
でも、打線にずっと梃入れしてこなかったツケ。移動移動で休みなし、選手の疲れも募る。選手の足をひっぱらないでほしい、カープベンチ。