沖縄・宜野湾のDeNAキャンプ、昨年以上に観客動員が多いそう。
もちろん日本シリーズ優勝の影響も大きいけれど、昨年7月、球団が春季キャンプの集客を目的としたプロジェクトチームを立ち上げたそうなんです。(「デイリースポーツ」)
「たくさんのお客さんに来てもらい、緊張感を持って練習の強度を上げていきたい」と、現場からの声がもとになって発足したプロジェクト。現場と営業サイドがタッグを組むと、強いぞ〜。
「われわれはファンありき。〈一生に一度しか見に来られない人もいる〉〈あなたのために来てる人もいる〉と選手たちには言っている。見てくれる人の数は、いればいるだけいい。感謝をパワーに代えることが大切」と、メンタルパフォーマンスコーディネーターの遠藤拓哉さん。
遠藤さんは、2022年からチームに招聘されたスポーツ心理学の専門家。
メンタルの専門家をチームに帯同させているところがまたDeNAのうらやましいところ。
地元企業とコラボしたキッチンカーに、近隣ビーチでシーサーの絵付け教室などなど、周辺も賑わって楽しそうです。
「見られていると思うと気が抜けないですし、緊張感があります。今年は練習中からたくさんの拍手をいただいたり、多くの方に見ていただけてるのはうれしいですね」と、山本祐大。
今年、DeNAがどこまで行けるか、始まってみないとわからないけれど、日本シリーズ優勝を機に、選手と球団とファンがさらに一体になって優勝に向かっていこうという姿勢がくっきりしていて、素晴らしい。その存在がこわいです。
カープは昔からの地元ファンの方が多く、愛されてきた球団だけれど、その愛され具合に球団が甘んじている。
以前、紹介した長谷川晶一さんの『プロ野球12球団ファンクラブ全部に20年間入会してみた!』でも、カープのファンクラブの手作り感、ユニークさは褒めていただいてました。
ファンクラブの人数を処理能力を超えないところで抑え、無理せず身の丈で運営するのはもっともだと思う反面、ファンありきというより、球団ありきの姿勢にも見える。
そういう姿勢でいると、カープ離れしていくファンも増えていくと思うのだけど、岩盤な固定ファンがいるから、そんなことびくともしないのかな。
巨人は補強、阪神は藤川球児新監督、DeNAは下剋上旋風と話題がある中、昨年大失速して優勝を逃したカープは地味なポジションに(ヤクルトや中日も)。
魅力的な選手はいるだから、もっとファン目線の球団運営して魅力的な球団になって、そっぽ向かれなようにしてほしいです。