4月19日(土)、阪神戦(甲子園)、0対3。今季3度目の完封勝ち、カード勝ち越し決定。
羽月隆太郎が2番サードでスタメン。なぜ羽月? 唐突に感じる。今日バースデーの羽月。よもや、誕生日プレゼントじゃあるまいな?
本日、矢野雅哉がプロ初の1番。二俣翔一と矢野の1番2番も地味だが、矢野と羽月もなかなかだ。守備固めが1番2番のカープ・・・。
1回、阪神先発デュプランティエの球が前に飛ばない、当たりもしない矢野と羽月。大丈夫か〜という始まりだったが、本日、中軸はノーヒット。打点を上げたのは、矢野羽月コンビだった。
2回、ファビアンのショートゴロを木浪聖也が弾いてセーフに。石原貴規ヒット、床田寛樹は併殺崩れで、2アウト1塁3塁。
矢野の力ない打球をつかんだ木浪の山なりの送球は1塁を逸れ、1ヒット1エラーで、1点先制。
羽月の緩い打球が抜けて、近本光司が打球処理をもたつく間に、2点タイムリーとなって、0対3。
2023年ゴールデングラブ賞の木浪、9回にも3つ目のエラー。このエラーを取り返そうという元気も打席では見られなかった。デュプランティエは自責ゼロ。
阪神打線、ことごとくチャンスで得点できなかった。
森下翔太は4打数3安打と相変わらず嫌なバッターの存在感を出していたが、4回、森下の抜けたと思われた打球を矢野がダイビングキャッチ! からのすかさず送球でアウトに。阪神、ヒット1本大損した気分です。
6回、近本光司がレフト方向に打った打球をファビアンがダイビングキャッチ試みるも抜け、センター野間峻祥がカバーリング、矢野のカットプレーで、近本3塁タッチアウト!
4月13日の巨人戦、小園のセンター前をヘルナンデスが後逸したとき、誰もカバーリングせず、ひとりヘルナンデスが球を追いかけ、カープが2点追加した試合を思い出した。
これでチャンスを摘み取ったかと思いきや、中野拓夢と森下が連打、石原貴規のパスボールで2アウト2塁3塁(いーしーはーらー)、佐藤輝明フォアで、満塁。
ヒ〜。しかし、大山悠輔ショートゴロ。この期に及んでことごとく上手く行かない阪神。
先週の巨人のよう。ちょっと拍子抜け。セ・リーグが心配です。
カープは昨日同様、2回に得点した後、追加点なし。
いつ追い越されてもおかしくない点差。安心できなかったが、床田7回無失点。そろって4月13日以来の登板、ハーンと栗林良吏も荒れることなく無失点リレー。栗林4セーブ目。
カープは守りもよく、阪神に突破力はなく、完封勝ちしてしまった。
ヒーローインタビューは2点タイムリーの羽月隆太郎。心境を聞かれ、大きな声で「最高でーす」。
久しぶりで嬉しかったんだね。でも、ここはビジター。そういうのはできればホームで思い切り。しかし久しぶりに「最高でーす」聞いた。4月5日、DeNA戦でサヨナラホームラン打った田村俊介の「ヤバいです」を聞いて以降、いまやクラシカルに感じてしまう。
藤川監督は試合後、「今は野球になってない」と言っていた。そのことを家族に話したら、「ルール通りやってたんだし、野球やってたでしょ? 野球場で別の競技やってたわけじゃないし」と言うので、おかしかった。
自分(たち)の考える野球になってないという意味なんだろうけど、新井さんだったら、こういう試合の後、こんな言い方はしないだろう。
自分のビジョンがくっきりありそうな藤川監督(新井さんにはあるのか?! )。それだけに、それが思い通りに行かなかったとき、どうするのか興味があった。
相手あっての試合、何もかもコントロールできせんから。ま、阪神にとっては思い通りに行かなかったという試合でした。
好守備も出て、投手陣が無失点で抑え、相手エラーで生まれたチャンス逃さず、先制(援護)できてよかった。ただ、攻撃に迫力はなく、それは私の思い通りではなかったけど、これも野球なのだ。