2019年7月1日

負けに等しい引き分け。でも床田と遠藤と高橋とメヒアは負けていなかった。

6月30日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

高橋大樹は1回裏、フェンスにぶつかりながら宮崎敏郎のレフトフライをキャッチ。あわやタイムリーになるところをアウトに変え、ピンチを救った。

先発の床田寛樹は6回1失点3被安打と、いいピッチングを見せてくれた。援護はなく、DeNAに1点リードされたままマウンドを降りるが、その直後、メヒアの2ラン。床田に笑顔がこぼれる。

1点差で最後まで乗り切れるとは思えなかったけれど、ベンチで床田とメヒアが並んで言葉少なながらも談笑しているシーンはほほえましかったです(えぇもん見せてもらいました)。

このまま逃げ切って床田に勝ちをつけてほしい。いや、追加点がほしい。

床田の後を受けたのは島内颯太郎。これまでビハインドで投げてきた島内。これからはこういう場面でも投げてほしいというベンチの期待(試み)もあったと思うのだが。

1点リードの緊迫した場面ではプレッシャーを感じそうなタイプ。いい球投げるんだろうけど、ピッチャー向きという雰囲気はまだ感じない。その予感は的中。いきなりヒットとフォアで、ベンチはサッと中村恭平に途中交代。

島内も投げ続けていたら、乗り切ったかもしれない、どうなったかはわからない。けれど、この僅差。傷が大きくなる前の早めの処置とも思えた。

恭平は前日のサヨナラ負けを払拭する攻めの投球で無失点。



このまま1点差で逃げ切れるはずがない(そんな都合よくすんなり終わるわけない)。なんとか追加点をと願った9回、安部友裕が2塁打、バティスタがフォアと来て、高橋にバントのサイン。

いま一番バットが振れてる選手にチャンスの場面でバントかぁ。しかも、相手は荒れ球の国吉佑樹 。バントを成功させるのは難しそう。

案の定、2球続けてバントファウル。自ずとヒッティングに変更されたわけだが、粘ってファウルを打って、タイミングを合わせていく高橋。うん、バットも振れている。

緒方監督もそのスイングを見て、「それでいいんだ」と拍手していた。だったら最初から打たせればいいのに。

その直後、ヒットで出塁。ノーアウト満塁の場面をつくる。よしっ。

ところが、會澤翼、磯村嘉孝がことごとく三振。最近、ヒットは出るようにはなったがチャンスの場面では無安打の田中広輔が、またしても打てず。

ノーアウト満塁の場面で1点も入れられないこの打線。流れが、DeNAに、渡ってしまう……。床田の、勝ちが、また消えてしまう……(それだけはやめてっ)。

それにしても、この日の国吉、マウンドという荒野に立つ野武士のようで格好良かった。

9回裏、フランスアが代打の佐野恵太にタイムリーを打たれ、同点。延長戦に。ここで結果を出す佐野も素晴らしい。カープは満塁のチャンスを活かせなかったんだもの、こうなることは予想できていた。



この日の投手戦、互いに見応えがあった。イコール、カープもDeNAも打てなかったわけなのだが。

打てないにしても、11回、野間峻祥がピッチャーゴロとわかると、あきらめ歩を緩め、エスコバーが落球したのを見てとたんに走り出すが、結局は間に合わずアウトという緩慢な走塁があった。こうしたことを怠ると、勝機が逃げていく。そんな姿勢の人はどっか行ってほしい。

12回、残っていた投手は菊池保則と遠藤淳志だけ。菊池は6月24日のオリックス戦のこともある。ここは投げっぷりのいい遠藤で行ってほしい。勝ちパターンで投げる遠藤をそろそろ見たい。

ベンチはどう判断するのだろう。菊池の経験をとるのか。でも遠藤、マウンド度胸ありそうです。

ここは遠藤が起用され、期待に応えて三者凡退。とりわけ最後のロペスの見逃し三振は感動ものだった(チャンスの場面で期待に応えてくれるあのロペスに。私はときどきロペス的な人になりたいと尊敬しています)。

最後の最後まで引き分けに終わるも、カープとしては負けたに等しい試合だった。

でも、私の中では床田に白星。遠藤にも1セーブ。投手陣と、高橋、メヒアからはしかと覇気を感じました。


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