2025年12月17日

あのヒリヒリした臨場感をもう一度、ハーン再契約にホッとした


12月17日、カープがハーンとの再契約を発表。交渉中とは聞いていたけれど、やっと、ホッと。

なかなか契約合意の発表がなくて、そわそわしていた。たしかに今季のハーンは不安定だった。いい日とよくない日が交互だったり、制球も乱れたり、けっこうスリリングだった。

でも、対戦相手になったら嫌な投手です。カープには貴重な150km後半を出せる投手でもある。行かないで~と、ずっと思っていた。


昨年、調整が遅れ、開幕後に消息不明となっていたハーンだったが、5月29日のオリックス戦で三者凡退デビュー! そこから16試合連続無失点も記録した。

2024年、カープにやってきた外国人選手4人の中で、結局、戦力となったのはハーン一人だった。

野手のレイノルズは2試合、シャイナーは12試合、投手のハッチは5試合。ちゃぶ台をひっくり返す気力もわかない存在の薄さ。

今年のファビアンとモンテロが実際以上に活躍したように思えてしまうのは昨年との落差が大きかったこともある。


そしてその年、9月にパートナーの出産に立ち会うため、アメリカに一時帰国したハーン。日本に帰ってきたときには、例の歴史的大失速でカープは焼野原状態。「私がいない間にいったい何が?」状態に。

悪循環が止まらないとき、得てしてチームの雰囲気はみな朱に交わるようにドヨンとしてしまうものだけど、私は忘れていない!

まるでみんな諦めたように覇気がなかった中、ハーンの表情にはヒリヒリした臨場感があった。秋山翔吾にも。

あの表情が忘れられない。今年は調子よくなかったけど、ハーンにはもう1年カープにいてほしいと思った。


「再びチームの一員として戻り、日本で最高のファンの前でプレーできることにとてもエキサイティングな気持ちです。2026年、チームの優勝に貢献できるように自分のベストを尽くします。応援よろしくお願いします」(「スポーツ報知」)

「日本で最高のファン」……これは昨年のマツダスタジアムの残像か? 今年は寒気のするガラガラのスタンドが目立ったから。

でも、あのガラガラはファンが悪いわけではないですから。カープが魅力あるチームになっていなかったってことですから。

「優勝」……今のカープには遠く感じるワードを選手が口にしてくれることが一番の活力になる(だってベンチも球団もあさっての方向)。

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