ある調べものがあって、12球団の公式サイトをざざざっと見ていたら……ちょっと意外なことを発見しました。
球団の歴史を紹介したページがあったのは、12球団中、9つでした。
ページがなかったのは、次の3つでした。
一つはなんと、広島東洋カープ。
戦後、市民球団として誕生した歴史がてっきりそこに刻まれているかと思いきや、とくに見あたりませんでした。
でも、合併や譲渡があったわけでなく、日本で唯一の市民球団として始まり今に至る……という、くっきりした誇らしい歴史があるので、もはや言うに及ばず?
あと二つは、北海道日本ハムファイターズと、東北楽天ゴールデンイーグルス。
楽天は、それこそ一番新しいチームで古い歴史があるわけではないけれど、「2004年に誕生」など、その新しい歴史がどこかにちゃんと書かれているといいなと思ったのでした(「会社概要」のページに、2004年10月29日設立とは書いてありましたが)。
ハムは、北海道に移転したことだし、もう昔のことはいいじゃないですかみたいな、明るい球団カラーそのままが出ている?
などなど、この3球団の公式サイトに歴史のページがなかったことが、意外なような、逆に納得するような、勝手な推測が浮かんできて面白かったのでした。
でもですね、プロ野球ファンとしては、球団の歴史から思わぬ発見や知識に出会えることがあるので、そういうページがあると、やはり嬉しいです。
以前、旅先の、その土地の図書館で、中沢啓治さんの『広島カープ誕生物語』に出会え、読んだことがあるのです。
ちょうど、カープを応援し始めた頃のこと。
中沢さんの絵と、広島に球団が出来た市民の人たちの喜びとが、ダブルの熱気となって伝わってきて、とくにカープの選手(関係者)には絶対読んでおいてほしい! と思ったくらいでした。プロ野球ファンの方にも、そうでない方にも、知ってもらえたらと思っています。
ちなみに、選手の応援歌を紹介している球団サイトがいくつかありました。これはいい。カープのサイトにもあると、なお嬉しいと思ったのでした。
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